年末が近づいてくると、
食品売り場で「年越しそば」が並んでいるのよく見かけるようになります。
大晦日に年越しそばを食べるのは定番行事。
ですが、そばアレルギーがあったら食べられませんよね。
ではそういう場合、どうしているのでしょうか?
今回は、
そばの代わりに別のもので年越しそばを代用してもいいのか、
年越しそばの由来と合わせてお話したいと思います。
年越しそばはアレルギーがある場合どうする?
そばアレルギーがあると年越しそばは食べられませんよね。
その場合、一般的にどうしているかというと、
年越しうどん
として食べている方が多いです。
年越しそばは「細く長く生きられるように」と願いを込めるものなので、
年越しうどんでは「太くコシのある人生になるように」なんて
願いを込める方もいるようです。
また、うどん以外にもパスタ、ラーメン、そうめんなどなど
「麺類であればOK」と解釈して
そば以外の麺類を「年越し○○」として食べているようです。
そばに限定しないのは、アレルギー持ちにとってありがたいですね。
年越しそばの具材は何でもいいの?
年越しそばは「そば」に指定されていますが、
そばからうどんに代えたときなど、
具にも何か決まりがあるのでしょうか?
調べてみると、特に明確な決まりはありませんでした。
地域ごと、家庭ごとにはあるかもしれませんが、
全国共通としてみるとルールはありません。
蕎麦屋やスーパーで売られている年越しそばも具は実に様々で、
「そばであればいい」と、
天ぷらそば、五目そば、鴨なんばんそばなど特に統一はされていませんでした。
そばで具が何でもありですから、
うどんやパスタ、ラーメンなどに代えたときも、
具は好きなものにして大丈夫ですね。
年越しそばを食べる意味とはそもそも何?
「年越しそばをうどんなどに代えて、好きな具材で盛って食べる」
としても大丈夫だと分かりました。
ではなぜ、名前がそばに限られていたのでしょうか?
これは諸説ありますが、
代表的なものは次のようになります。
- そばが他の麺類と比べて切れやすいため
「一年の厄を断ち切る」ものとして、
大晦日の晩、年を越す前に食べるようになった。 - そばは体の毒素を取り払ってくれるものだと信じられていたので
新しい年を健康で迎えられるように一年の終わりに食べた。 - 植物のそばがどんなに雨風にあたっても、
日光を浴びるとまた元気になる事から健康への縁起担ぎ - 細く長い形から延命と長寿への願掛け
(引っ越しそばの「末永くよろしく頼む」と同じですね) - 昔の金・銀細工職人が金粉・銀粉を集めるときに
そば団子を使っていたので金を集めるものとしての縁起担ぎ
そばである理由がしっかりあったんですね。
逆に言えば、これらをしっかり理解していれば、
そばで代用できるものもよくわかると思います。
例えば、 末永く健康に、ということであれば、
先に話が出た通り、そば以外の麺類でも大丈夫だとはっきり分かります。
厄払いをしたいのであれば、切れやすい麺にすれば大丈夫ですね。
まとめ
年越しそばは様々な願いから縁起担ぎのために食べられていることが分かりました。
そばが選ばれた意味を理解した上で、
似たような縁起担ぎになるうどんやパスタなどに代えて食べる方も多いいです。
麺に限らず、ケーキや太巻き、すき焼きの締めうどんなんてケースもあり、
「大晦日に食べる」以外は形式も自由になっています。
健康を願うもので、健康を害しては本末転倒ですので、
自分が安心して食べられるものを年越しそばに代えてみてはいかがでしょうか?