年末が近づいてくると、
部屋の奥に仕舞いこんでいたクリスマスツリーを引っ張り出して、
玄関や居間に飾る方もいらっしゃると思います。
クリスマスツリーを設置した後につけ始める細々した飾り、
星や玉、天使などいろいろな種類がありますよね。
ふとしたときに、
「そういえばこういう飾りって名前があるのか?」
「何のために飾っているんだろう?」
という疑問が浮かぶことはありませんか?
そんな方の疑問を解決するため、
- クリスマスツリーにつける飾りの名前
- クリスマスツリーにつける飾りの意味
- なぜ飾りをつけるのか
この3つをまとめてお話したいと思います。
クリスマスツリーの飾りに名前はあるの?
クリスマスツリーにつける飾りには、全部それぞれ名前があるんです。
見た目からそのままわかる天使やベル、ろうそくなどはともかく、
クリスマスツリーのてっぺんについている星やぶらさがっている玉などは、
中々思い浮かばないのではないでしょうか。
見た目と名前がちょっと違うものを取り上げてご紹介します。
トップスター(ベツレヘムの星)
クリスマスツリーのてっぺんに飾る星の名前です。
これ以外にも、ツリートッパーとも呼びます。
一般的にはトップスターの方が通じやすいです。
オーナメントボール(クーゲル)
クリスマスツリーにぶら下げている玉です。
ボールとだけ呼ばれる場合も多いです。
キャンディケーン
杖の形をした飴です。
現在は本物の飴よりイミテーションが多いです。
クリスマスツリーの飾りにどんな意味があるの?
先程名前を挙げなかったものも含めて、
クリスマスツリーの飾りで代表的なものが何を表しているのかご紹介します。
トップスター(ベツレヘムの星)
イエス・キリストが生まれたときに輝いた星が賢者を導いたことから、
「希望」を象徴します。
トップスターの由来などが気になる方はこちらもご参考ください。
オーナメントボール(クーゲル)
知恵の木に実る禁断の果実「リンゴ」を表しています。
オーナメントボールの由来などが気になる方はこちらもご参考ください。
天使
天使がイエス・キリストの誕生を聖母マリアに知らせたことから用いられています。
ベル
天使同様に、イエス・キリストの誕生を知らせたことを由来に用いられています。
キャンディケーン
ケーンは羊飼いの杖を表しています。
羊飼いは杖で羊(=人)を導くとして、神の象徴です。
また、別の説では、杖を逆さにすると
イエス・キリストのイニシャル「J」になるから、というのもあります。
キャンディは赤と白のストライプのものが多いと思います。
この色にも意味があり、
赤はイエス・キリストの血、白は純白を表しています。
ろうそく
暗闇を照らすことから、「世を照らすイエス・キリスト」を表しています。
ろうそくだけでなく、電飾もこの意味に含める場合があります。
ヒイラギ
ヒイラギの葉はイエス・キリストの「イバラの冠」を、
赤い実はイエス・キリストが流した血を表しています。
松ぼっくり
聖母マリアと婚約者ヨセフの逃亡を
手助けしたとされる勇者のモミ(の木)を表しています。
クリスマスツリーに飾りを付ける理由は?
クリスマスツリーには常緑樹を使います。
常緑樹は冬でも緑が生い茂るため「永遠」を表し、
「永遠」=「イエス・キリスト」と結びつけ、
クリスマスツリーがイエス・キリストを表していると見られるようになりました。
また、クリスマスツリーは知恵の木を表しているともされています。
そしてクリスマスツリーには、
それぞれイエス・キリストやキリスト教に関わるものを飾るようになりました。
クリスマスツリーのまとめ
何気なく飾っているクリスマスツリーにも、
イエス・キリストやキリストに関する様々な由来があります。
どんな意味があるか分かると、
飾り付けも前より楽しく出来そうですね。
素敵なクリスマスツリーにしてくださいね。