年末が近づいてくると
家の中もクリスマスらしい装いをする方が多いですよね。
子供がいるご家庭では親子一緒に
クリスマスツリーを飾り付けする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなとき、子供の口から
「どうしてクリスマスツリーのてっぺんにお星さまをつけるの?」
なんて質問を受けたらどうしましょう?
すらすら答えられたら問題ないですが、
よく知らない方も多いのではないでしょうか?
せっかく子供が興味を持って「知りたい!」と言っているのに、
きちんと答えてあげられないのは残念ですよね。
そこで今回は、
クリスマスツリーのてっぺんに飾る星【トップスター】について
子供から質問されてもスラスラ答えられるように
由来についてお話したいと思います。
クリスマスツリーのてっぺんの星の名前は?
クリスマスツリーのてっぺん、一番高いところに飾る星は
三通りの呼び方があります。
一つ目は「トップスター」、
二つ目は「ツリートッパー」、
三つ目は「ベツレヘムの星」です。
日本ではトップスターで呼ばれることが多いです。
トップスター
クリスマスツリーの一番てっぺんに飾る星をそのまま英語で表した名前で、
言われてみれば、なるほど!と感じる呼び方です。
ツリートッパー
一般的にはツリーのてっぺんに星を飾ることが多いですが、
外国ではその文化によって
星以外にサンタや天使、りんごなどを飾る場合もあります。
そのため「ツリートッパー」と呼ばれることもあります。
英語でそのまま木のてっぺんという意味で、
星以外を飾っていても通じるように名付けられています。
ですが日本では「ツリーのてっぺん=星」のイメージが強く、
まだトップスターの方が馴染み深い呼び方です。
ベツヘレムの星
これはイエス・キリストが誕生したときに由来して名付けられた呼び方です。
日本人にはあまり馴染みのない名前なので中々耳慣れないかもしれません。
では、この由来についてお話します。
クリスマスツリーのてっぺんに飾る星の由来は?
三通りある星の名前のうち、
二つは文字通りツリーのてっぺんに飾ることから
「トップスター」と「ツリートッパー」と名づけられています。
三つ目の「ベツレヘムの星」、
この名前の由来はイエス・キリストの誕生にあります。
マタイによる福音書によれば、
イエスがベツレヘムで誕生したその直後、
東の国では誰も見たことがない星が西の空に見えた。
ユダヤ人の王が生まれた事を知った三人の博士(賢者)が
星に向かって旅を始め、
星の導きでたどりついた星の真下にマリアに抱かれたイエスがいた。
とあります。
ベツレヘムの地でイエスが生まれ、
星の導きで三博士(賢者)が巡り合えたことをもとに
「ベツレヘムの星」と名付けられました。
クリスマスツリーの星をなぜ飾るの?つける意味は?
星の呼び名と由来はわかっても、
「そもそもなぜツリーに星をつけるのか?」
そんな疑問があると思います。
それはクリスマスツリーがイエス・キリストを祀るために置かれるからです。
クリスマスツリーには常緑樹が使われるため、
年中葉に緑が生い茂る姿から「永遠」を表すようになりました。
「永遠」=「イエス・キリスト」と結びつけ、
ツリーがイエス・キリストを表していると見られるようになりました。
また、ツリーはイエス・キリストにまつわるものを飾るようになりました
ベツレヘムの星は
「イエス・キリストが生まれたときに輝き、博士(賢者)を生誕の地に導いた」
とされることから、
希望を表すものとしてツリーでお馴染みの飾りになりました。
飾る場所も、もっとも天に近い場所であるてっぺんに飾られています。
クリスマスツリーのまとめ
普段何気なく目にしているクリスマスツリーですが、
てっぺんに飾る星には3つの名前が付けられており、
その一つはイエス・キリストの誕生に由来することが分かりました。
これで子供に聞かれてもばっちり答えられますね。
由来が分かるとそれまで以上にクリスマスを楽しむことができると思います。
素敵なクリスマスを過ごせると良いですね。