初節句のひな祭りでは雛人形を買われるご家庭も多いですよね。
広いお家に住んでいれば、
七段飾りの立派なものを買おう!なんて話も出るかもしれませんが、
アパートやマンションに暮らしていた場合、
あまりスペースに余裕がない場合もありますよね。
そんなとき世間一般ではどうしているのか、
気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、
アパート暮らしでの初節句はどうしているのか、
雛人形を飾っている場合はどこに飾って、どう保管しているのか、
一例をご紹介したいと思います。
初節句の雛人形はアパート暮らしだとどうする?
ひな祭りは元々「健康祈願」と「厄払い」の意味合いで行われてきました。
なので多くのご家庭で雛人形を飾っています。
親の心理としても、娘にとって初めてのひな祭りになるので、
きちんとお祝いしたいと考えていらっしゃる方も多いです。
実際、始めはそれほど初節句を大事に思っていなくても、
当時撮った写真を見て「シンプルでもお祝いして良かった」
と感じる方も少なくありません。
特にこだわりがなければ、雛人形を飾ってお祝いするのはアリです。
ですが実際、飾る場所と保管場所の都合で
雛人形を飾るかどうか悩むケースも多いと思います。
ご実家に立派な雛人形が既にある場合は、
実家で雛人形を飾ってもらい、
初節句も実家で祝って子供にひな祭りを楽しんでもらうという手もあります。
とはいえ、たとえ狭くても自宅に雛人形を飾りたい気持ちはありますよね。
そんなときは、
- お内裏様とお雛様だけの親王飾り(一段飾り)
- 三段までのコンパクトな雛人形
- ちりめんや陶器の人形など季節飾りとして使えるもの
などを買って自宅で飾るのも一つの方法です。
ひな祭りは民間伝承の風習なので明確な決まりはありません。
どんな雛人形を飾っても問題ないので、
自宅に飾れるもので、かつ気に入ったものなら大丈夫です。
※ 雛人形を誰がいつ買うのか気になっている方は
こちらの記事もご参考ください。
また正直に言えば、
必ずしも初節句の年に買わなくてはならないものでもありません。
1月から3月の間に生まれた子供の場合では翌年に延ばすこともありますし、
予算などの都合から子供が2歳や3歳になってから、
中には成人してから買う方もいます。
今はアパート・マンション用など住宅スタイルに合わせて
保存箱がそのまま雛壇になるもので高級感のある親王飾りなど
コンパクトでも素敵な雛人形がたくさんあります。
また雛人形を買うのは今後に伸ばしたとしても、
初節句としての何か「しるし」になるようなものを用意して、
徐々に買い足していくケースもあります。
お祝いの仕方も自由ですので、形式にとらわれることなく、
ライフスタイルにあったものを選ぶと良いでしょう。
雛人形はどこにしまう?
アパート暮らしでも雛人形を飾っているご家庭は少なくありません。
雛人形はコンパクトなものもありますが、
それでもそこそこの大きさがあります。
実家に預けることができれば一番楽ですが、
距離的な問題など諸々の事情から難しいケースもあると、
やはり自宅に保管するしかないと思います。
では自宅のどこにしまっているかというと、
押入や天袋があるタイプの物件ではそれらの中に置いています。
保管箱が押入に入るサイズではないからタンスの上に置くという方もいます。
保管にベストな場所は特になく、置けるところに置くとして、
不要なものは処分してスペースを作るのが一般的です。
ちなみに押入にしまうときは湿気によるカビやネズミが怖いので
なるべく上の方に、箱の下に簀の子を引いて風通しを良くした上でしまいます。
押入でも天袋でも除湿剤を一緒に入れ、効果期間を過ぎていたら交換します。
天袋にしまうのは普段視界に入らなくなるのでスッキリしていいですが、
その分押入のときより寒暖差も激しいので十分に注意しておきましょう。
ケースに入っただけの親王飾りなら「箱から出すだけ」「箱にしまうだけ」、
になるので準備や片づけは楽で良いと思います。
雛人形をトランクルームで保管するのも一つの手!
自宅に保管するつもりで買ったけど、
いろいろあってできなくなってしまった!
なんて場合、
トランクルームを利用するのも考えてみてください。
現在は冷暖房完備で賃貸物件と見紛うようなトランクルームが色々あります。
一昔前なら夏場は蒸し風呂になるような金属コンテナでしたが、
空調コントロールされているのでカビの心配もそれほどせずに済みます。
(建物や設備の老朽化などもあるのでゼロとは言い切れませんが・・・)
自宅に入りきらない雛人形や兜などを保管している方も多いので、
もうどこにも置くところがない!という場合にはぜひご検討ください。
アパートでの初節句まとめ
雛人形を飾るにあたって一番の悩みとなるのは
保管場所と飾る場所かと思います。
実家にお願いできれば大助かりですが
難しいケースもありますよね。
自宅に保管できる場所があれば良いですが、
ないようであればないなりに置けるような雛飾りを選ぶのでも
全く問題ありません。
トランクルームを利用する手もありますので
色々検討してみてください。
一度しかない我が子の初節句、悔いなくお祝いできると良いですね。