ひな祭りといえば雛人形。
雛人形は親が娘の健康と幸せを願って飾ります。
そんな雛人形ですが、
娘が結婚したときはどうしているものでしょうか?
実家に置いたままという方もいれば、
嫁ぎ先に持っていくという方もいます。
ですが新居が必ずしも
雛人形を飾ったり保管できるような広さがあるとは限りませんよね。
そんなとき雛人形をどうしようか
頭を悩ませる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は結婚後に雛人形をどうするのか、
いくつかの方法をご紹介します。
雛人形は嫁に行ったらどうしてる?
ひな祭りのような民間伝承は明確な取り決めがなく、正解はありません。
時代や地域、家族によってそれぞれ異なってきます。
一族や家庭でどうするか定まっているのであれば、
それに沿う方が良いでしょう。
特に決まりがない家庭で雛人形を飾るのを止めるのは
- 成人したら
- 結婚したら
- 厄年(33歳)を迎えたら
この3つが多くなっています。
もちろんこの3つ以外の理由や、止めない方もいます。
成人したらやめる
雛人形は親が娘に対して「健康祈願・厄払い」の意味合いで置くものなので、
結婚とは何の関係もなく、結婚したからどうするというものではありません。
むしろ雛人形は子供の成長を見守る役目が強いので、
どちらかといえば「成人したから飾るのを止める」という方が多いです。
結婚したらやめる
雛人形は親が子の幸せを願うものでもあるので
子供が「幸せな結婚ができるまでのお守り」としてみれば、
結婚によって雛人形は役目を果たしたとも言え、
これを区切りに止める方もいます。
厄年を迎えたらやめる
子供の幸せを願って、せめて33歳の厄年を無事過ごせるまで、
と雛人形を飾る親もいます。
上二つに比べればこのタイプは少なめですね。
ご家庭などで特にルールなどがないのであれば、
結婚しても変わらず飾り続けられるのが一番いいでしょう。
ですが、保管場所などの都合からどうしてもできない場合
譲渡や寄付、人形供養に出すのも仕方ないと言えます。
では結婚後に雛人形を飾るのを止めた後、どうしているかといえば、
- 全廃棄
- 一部廃棄(残りは季節飾りとして利用)
- 供養
- 寄付・譲渡
- 売却
大体この5通りが多いです。
雛人形を捨てる?
幼い頃から雛人形を飾っていればそれだけ思い出もたくさんあるので、
役目を果たしたからハイ終わり、と捨てるのも寂しいですよね。
なのでお内裏様とお雛様の一対だけを残して
雛壇など残ったものだけを処分する方もいらっしゃいます。
また、業者に依頼してコンパクトにリメイクしてもらい、
季節飾りとして自由にアレンジして飾ることもできます。
ちなみに雛人形をそのままゴミとして廃棄する場合は、
廃棄前にお祓いするか、塩で清める方が良いと思います。
雛人形を譲渡するのもアリ!
雛人形の処分方法の一つに、譲渡もあります。
また、雛人形を自分のところに残さなくてもいいけれど
処分するのに気が引ける、と抵抗感があるようなら、
福祉施設に寄付するのも一つの手です。
実際、雛人形を寄付された福祉施設を見たことがあります。
雛人形は子供の成長を見守るもので、役目を終えたらただの人形です。
持っていた雛人形を譲ることで縁起の悪いことが起きないか心配でしょうが、
不安に思わなくても大丈夫です。
心配なら念のためお祓いを受けておくと良いでしょう。
人形は保存状態によって何十年前から使っていても綺麗だったり、
わずかな回数しか使っていないのにカビでボロボロになったりもします。
保存状態が良ければ貰い手も見つかるでしょう。
ただ、よほどプレミアムな物でもない限り、売却は難しいです。
他にも生まれてきた子供のおもちゃにしているなんてケースもあります。
そのまま捨てる前に、他に再活用できることはないか考えてみてくださいね。
結婚後の雛人形まとめ
結婚後に雛人形をどうするかは悩まされる方も多い問題です。
思い出の詰まった雛人形をそのまま捨てるのはもったいないと思います。
収納スペースの都合などから雛人形を全部残すのは難しくても、
メインのお内裏様とお雛様だけを残したり、
一部だけリメイクして残るなど、方法はたくさんありますので、
色々考えてみてくださいね。