皆さんは納豆のひきわりと小粒の違いはご存知でしょうか?
私は、納豆が好きですが、ひきわりと小粒の違いは理解しておらず、
納豆を買う時も、ひきわりか小粒を見るよりも少しでも安い方を選ぶようにしていて、
違いについて気にしたことがありませんでした。
ですがよくよく思うと、大抵の納豆は楕円の形そのままでパックされているのに
ひきわりだけ刻まれた状態でパックされているのは不思議ですよね。
そこで、納豆の小粒とひきわりにどのような違いがあるのか調べてまとめました。
私と同じようにひきわりと小粒の違いが分からず、
知りたい!と思っている方もいらっしゃるでしょうから、
納豆のひきわりと小粒の違いについて、摂取できる栄養素と合わせてご紹介します。
納豆のひきわりはもともとどういう意味?何が違う?
ひきわり納豆とは、大きく完熟した大豆をひき臼のような装置で
挽き割った大豆を原料にして作る納豆です。
ひきわり納豆の由来は、
ひきわり納豆の本場と言われている秋田県に納豆発祥の地という伝説があります。
今から900年以上も昔、後三年の合戦のときのことです。
八幡太郎義家軍が馬の背に乗せた俵詰めの煮大豆を開けてみると、
大豆が糸を引いていました。
当時は食料が乏しかったため、捨てることも出来ず、
おそるおそる食べてみると、意外においしかったため、
これを人々に広めた、というのがひきわり納豆の由来と言われています。
全国的に市販されているひきわり納豆の割合は7~8%ですので、
決して高くはありません。
ですが東北地方の一部では、40%前後と高くなり、
ひきわり納豆を昔から好んで食べている地域もある事が分かっています。
私たちが普段スーパーなどで買っているひきわり納豆は、
中粒サイズの大豆を約6~8等分に割ったサイズで、
実は大粒サイズの大豆を割ったひきわりとは少し違います。
そんなひきわり納豆と小粒納豆は違いが3つあります。
1.ひきわり納豆には大豆の皮がない
小粒納豆とひきわり納豆では、それぞれの製造工程に違いがあります。
- 粒納豆
大豆を水に浸す
↓
煮る
↓
納豆菌をかける
↓
発酵 - ひきわり納豆
大豆をひきわる
↓
皮を取り除く
↓
水に浸す
↓
煮る
↓
納豆菌をかける
↓
発酵
となり、ひきわり納豆は、発酵する前に大豆を細かく切り、
皮を取り除いてから発酵させる工程が入るので、皮がないんですね。
2.皮の有無で味や風味が違う
皮が取り除かれている分、製造過程で熱の通りが早く、発酵にかかる時間が少なくなります。
そのせいか、味や風味が粒納豆とは少し違っているようです。
粒の間の空間が粒納豆よりも大きいので、納豆の旨味をより多く感じることができます。
そして皮がないので触感が滑らかなのがひきわり納豆の特徴のようです。
3.同じ納豆なのに栄養価が違う
今回、調べていて驚いたのですが、同じ納豆なのに栄養価が違うんです。
これまで私は値段だけでどの納豆にするか選んでいたのですが、
栄養価が違うのであればより栄養価の高い納豆を食べたいなと思っています。
・・・ですよね?
ひきわり納豆と小粒納豆は、どちらが栄養価が高いのでしょうか。
納豆のひきわりと小粒はどんな栄養があるの?
あなたも気になる納豆の栄養価にですが、
納豆には主に、ミネラルとビタミンが多く含まれています。
そしてミネラルと一言に行っても、詳しく観ると摂れる栄養素が違います。
小粒納豆
カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB2
ひきわり納豆
カリウム、リン、ビタミンB1、ビタミンE、ビタミンK
ひきわり納豆に含まれるビタミンKは、
骨の健康を保つビタミンですので年齢問わず積極的に摂取していきたいですね。
まとめ
納豆に含まれている栄養価を調べてみましたが、どちらがいいという訳ではなく、
摂取したい栄養価を考え、どちらを食べるか決めるようにした方がよさそうです。
由来やひきわりと小粒の違いが分かったと思います。
個人の好みで食べるのもいいですが、
健康のためにご自身に合った栄養を毎日積極的に食べるようにしましょう。