いざ物件の内見をするときはすごくウキウキしませんか?
私はすっごく楽しみでした。
これから長い間住むことになるかもしれない場所、
どんなところで、
どんな雰囲気で、
どんな人がいるのかな、
想像するだけでワクワクしました。
ですが、
内見するときは事前に準備が必要です!
どんな準備か、というと、
- 便利グッズの用意
- あらかじめ見ておきたいことのチェックリスト
この2つです。
1.便利グッズの用意
チェックリストに沿って確認するにあたり、必要なものは次の4つです。
- メジャー(5メートルくらいあると安心です。部屋の採寸用)
- カメラ(携帯のカメラで十分です。証拠写真の撮影用)
- メモ帳とペン(気になったことの記録用)
- ビー玉(床の水平度チェック用)
友人からは方位磁石も忘れずに!と言われましたが、
私はすっかり忘れていました。
でもなんとかなりました(笑)
気になる人は持っていくといいと思います。
2.あらかじめ見ておきたいことのチェックリスト
これからずっと住むんですから、
後悔しないように、確認するところは確認して、納得した上で住みたいですよね。
だからこそ実際に部屋を見に行くんですが、
いざ見に行ったときに、
「あれ?何を見ようと思ったんだっけ?」
「なんか見ようと思ってたんだけど・・・思い出せない・・・」
と忘れてしまっては元も子もありません。
内見前にピックアップしてしっかりチェックしておきましょう。
私は友人に指摘されて、前日に慌ててリストを作りました。
(友人に大感謝です)
チェックするところは、大きく分けて次の3つです。
- 部屋の中
- 部屋の外(建物)
- 周りの環境
具体的な項目は箇条書きで。
一部、部屋というより大家さん・不動産屋さんに聞く内容も混じっています(^^;)
部屋の広さは十分あるか
家具や家電などを置くスペースはどれくらいかチェックします。
間取図に採寸した部屋のサイズをメモしておきます。
床は水平か
ビー玉を床に転がしてチェックします。
これは全ての部屋で確認します。
動線に問題はないか
部屋が広くても、他の部屋へ移動するときのアクセスが悪いと、快適性は下がります。
また、荷運びのやりやすさにも影響します。
※ 動線:人や物が移動するときの経路・軌跡。
部屋の損傷具合がどの程度か
壁、床、天井の傷や汚れで目立つものは、
入居前に修繕してもらえるか確認します。
また、退去するときに原状復帰の対象にならないよう、
証拠として写真に残しておきます。
日付がきちんと記録されているようにすることも大事です。
壁などにシールを貼ったり、画びょうをつけてもいいか
画びょうはいいけど、釘はダメというパターンもあります。
窓に損傷はあるか
損傷がある場合は、写真に残しておきます。
入居前に修理してもらえるかも確認します。
窓をスムーズに開け閉めできるか
フレームが歪んでいた場合、修理対象かどうかも確認します。
窓の数とサイズを測る
カーテンをつけるときのために、あらかじめ採寸しておきます。
また、カーテンレールの数も確認します。
ダブルレールの場合は、レースカーテンがつけられます。
電灯がない状態で部屋の明るさはどれくらいか
日当たりのチェックにもなります。
日当たりはどうか、結露の跡やカビがあるか
日当たりがよくない部屋では結露やカビが発生しやすいです。
部屋の隅や窓のあたりをしっかりチェックしておきます。
部屋自体の日当たりがどうか、確認する目安にもなります。
扉に損傷があるか、スムーズに開け閉めできるか
不具合がある場合は、入居前に修理できるか確認します。
扉のサイズを測る
運び入れられるサイズを把握する意味でも、しっかり測っておきます。
場合によっては、扉だけでなく、周りの部屋の広さも測りましょう。
長物の運び入れで、取り回しできるサイズを把握するためです。
収納スペースの有無とサイズを測る
クローゼット、押し入れ、靴箱、キッチン、洗面台などに
収納スペースがあるかチェックします。
先に採寸すると、あらかじめ収納ボックスなどを用意できるので
引っ越し後がスムーズです。
私達は引っ越してから順次買ったので、
床に直置きするしかない期間が長かったです。
水回り(キッチン、洗面所、浴室、トイレ)の損傷具合と汚れの確認
トイレや浴槽は実際に座ったり、入ってみたりして、
使い勝手に問題ないか確認します。
トイレは便座の形(U字とV字)もチェックです。
キッチンコンロの確認
最近はIHにしているところもあるので、
「IHかガスコンロか」「備え付けか持ち込みか」も確認します。
ガスコンロの場合は形状も控えておきます。
洗濯機の設置場所を確認
高さも忘れずに確認します。
また、合わせて排水の位置やコンセントも見ておきます。
過去に水漏れがあったか確認
1階または上に居住部屋がある場合は、
天井に水漏れの跡がないかも合わせて確認します。
上の階から漏れたことがあるかどうかのチェックです。
これは立ち合いにいらしている不動産屋さんや大家さんに聞きました。
大体ないって言われましたが(笑)
照明は備え付けか、持ち込みか
持ち込みの場合は、照明の数と形状をメモしておきます。
エアコンなど空調設備の有無と設置場所の確認
設置されていた場合、故障したときの対応がどうなるかを事前に確認します。
ブレーカーの場所確認と、契約電流の確認
契約電流が自分の希望を異なる場合は、
大家さんや不動産屋さんに相談してみましょう。
コンセント、テレビ、ネットなどの端子の個数と場所を確認
間取図に書き加えておきます。
ネット契約は指定か
指定の会社か、自分で好きな会社を選べるか、確認します。
有料のテレビ契約はあるか
入居と同時に加入になる契約があるか確認します。
携帯電話の電波が受信できているか
部屋によっては電波が届かない場合もあるので、必ず全部屋確認します。
騒音状況の確認
外(電車や自動車、歩行者などが立てる音)や隣室や上下の部屋からの生活音が、
どれくらい聞こえるか、許容できる程度か確認しておきます。
不快な臭いはないか
前入居者の生活臭(タバコなど)や下水の臭いがしていないか確認します。
雨戸はついているか
防犯面であると良いなと思います。
借家契約期間が設けられているか
これが設定されている場合、賃貸契約を延長できません。
契約終了とともに、部屋を出なくてはいけないので、
ちゃんとチェックしておきましょう。
私は、最初いいなと思った物件がコレに当てはまっていて、
危うく成約してしまうところでした。
インターホンまたは玄関モニターがあるか
ちゃんと機能しているかも確認します。
防犯カメラやオートロックがあるか
最近の建物だと、アパートでも鍵が二重構造になっているところがあるそうです。
私が内見した物件にもありましたが、お高過ぎて手が出せなかった・・・。
ゴミ置き場の位置と清掃状態の確認
ゴミ置き場の様子で、そのエリアの管理がきちんとしているかどうかわかります。
前居住者の退去理由は何か
転勤や地元に帰った、などの理由が大半だと思いますが、
念のため、何か問題があって退去したのではないことを確認します。
他の部屋の居住状況を確認
立ち合いの方に問い合わせます。
郵便ボックスチェックや、窓のチェックの時に他の部屋の洗濯物をチェックします。
他の部屋の玄関周りにおいてあるものでも、居住者の家族構成が想像できます。
郵便ボックスの場所を確認
ついでに空き室状況も確認すると、場合によっては物件の人気具合も分かります。
居心地が悪いなど、何らかの理由で人が居つかない、とか。
大家さんの居住場所の確認
何かあったときにすぐ行ける場所かどうか。
近すぎると監視の目が辛い、ということもあるそうですが。
駐車場と駐輪場の確認
屋根の有無も大事です。
駐輪場の場合は、自転車に指定のシールを貼る必要があるかも確認です。
最寄駅までの距離を確認
物件紹介のときと違いはないか、自分の足で歩いて確認するのは大事です。
人通りや交通量の確認
街灯の有無も一緒にチェックしておきます。
周りの施設を確認
銀行、病院、交番、スーパーなどなど、生活のしやすさもチェックします。
まとめ
私はチェックリストを前日に走り書きしたので、
メモを見た夫は「読めない・・・指示だけして・・・」と丸投げ状態でした(笑)
カーテンレールが損傷している部屋では、
居住前に修理してもらえるか?と問い合わせましたところ、OKをもらえました。
(結局住まなかったけど・・・)
その他に、期限切れの消火器やスプレーがおいてある部屋も、
事前に処分してもらえるか相談しました。
そんな風に、場合によっては修理してもらえたり、
処分してもらえたりするのでちゃんと確認しましょう。
また、「子どもの住居人NG」の物件もありました。
(新婚二人で住み始めて、子どもが生まれるのはOK、とのことでした)
物件独自の条件がつけられていることもありますので、
忘れず確認しましょう。
内見が終わった後も、
早朝と夜間、それぞれ外からでも見に来ることをおススメします。
早朝が難しければ、せめて夜だけでも。
私は、「ここにしよう!」と内心で決めた物件を夜見に来てみたら、
- 人気はない
- 車も通らない
- 街灯がなくて真っ暗
- 静かすぎて逆に耳が痛い
という状態で、仕事帰りに毎日通るのか、と思うと無理でした・・・。
昼間はすごく静かで穏やかな空気の流れる良い場所、と思ったんですが、
長所は短所になりえる、というやつですね。
昼と夜で全く違う顔を見せるところもあるので、
しっかりチェックして、良い物件を見つけましょう!
ちなみに、冒頭で書いた、ウェブでのパノラマ映像ですが、
これは、内見したことがある物件で見ても、
「そうだ!こんな雰囲気の部屋だった!」
と思い出す助けにもなるので重宝します。
写真で見るのとはまた違うので、
複数の物件で悩んでいて、すぐには内見できないときに、確認する用でおススメです!