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喪中は母の日と父の日 誕生日のプレゼントを渡してもいい?

喪中は母の日と父の日 誕生日のプレゼントを渡してもいい?

 

近しい身内が亡くなったら喪に服すことになりますが、
喪中のときに母の日や父の日、義両親の誕生日を迎えることになったら、
プレゼントは渡しても大丈夫かどうか、悩んでしまいますよね。

特に父の日と母の日は日付が近いので、
場合によっては両方とも四十九日に重なる可能性もあります。

喪中のときは義父と義母にプレゼントを渡してもいいものでしょうか?

 

 

喪中は母の日にプレゼントを渡す?

一般的に言われる「喪中」とは、近親者を亡くした方がその死を悼んで
悲しむ気持ちが収まるまで身を慎むことです。

喪中の当人は結婚式やパーティなど派手な祝い事を自ら執り行うことはせず、
自分が招かれたときも出席を控えるのがマナーです。

喪中の期間は13ヵ月(1年間)とするのが一般的で
それとは別に忌中と呼ばれる期間があります。
忌中は神道だと50日、仏教なら49日です。

忌中と喪中の二つあるため分かりにくいですが、
忌中は「この期間は喪に服して祝い事を避けなさい」として最低限の期間を、
喪中は「この期間を過ぎたら社会復帰しましょう」として最大の期間
意味するものです。

基本的には忌中を過ぎて喪中当人の気持ちが落ち着いていれば、
普段通りに生活しても問題ないと捉えられています。

なので50日を過ぎても義母がまだ悲しみに沈んでいるようであれば、
母の日にプレゼントを渡すのは避けた方が良いです。

一方で、50日を過ぎて義母が元気に過ごしているようなら
母の日の贈り物を渡しても大丈夫です。

そもそも母の日は数十年前から広まった比較的新しい慣習で、
「母に感謝の気持ちを伝える日」であり、お祝いごとではありません

慶事にはあたらないので、
喪中でも忌中でも贈り物をして全く問題ないことになります。

四十九日の一周忌は普段会えない親族が故人を囲んで交流する場ですが、
甥や姪など子供たちにせっかく会えたからと
入園祝いや入学祝い、お小遣いなどを渡す方もいらっしゃいます。
そんな状態なので、厳格に喪中だからナシとする必要はありません。

母の日に贈り物がないと逆に寂しく思ったお義母さんもいますので、
義母の気持ちが落ち着いているのであれば
母の日にプレゼントを渡す方が喜んでもらえると思います。

ただし、お姑さんの性格によっては

「喪中は物のやり取り一切ダメ!」

としている方もいますので、お姑さん次第でもあります。
義母の様子や性格によって
プレゼントを送るか送らないか判断するのが一番でしょう。

喪中は父の日のプレゼントも渡さない?

喪中の義父へ父の日のプレゼントを渡すかどうか判断するときも
母の日のときと同じで基本的には、

  • 忌中の期間なら贈り物をするのは避ける
  • 忌中以後でも義父がまだ悲しんでいるようなら渡すのを避ける
  • 忌中以後で義父の様子が落ち着いているならプレゼントを渡す

このように判断されるのがいいと思います。
お舅さんへプレゼントを渡すのを控えた場合は、
今年できなかった分、翌年の父の日にめいっぱい気持ちを表しましょう。

ただし、

母の日に義母へプレゼントを渡したなら
義父にもプレゼントを渡す方がいいです。

義母に贈り物をしたのに義父へ何もしないと、
義両親とも「どうして義父には何もないんだろう?」と戸惑ってしまいます。

また逆に、義母へ母の日に何も渡していないなら、
義父母平等に扱って、お義父さんへのプレゼントも渡さない方が無難です。

ただ、

  • 母の日にお姑さんへ何も渡していない
  • 父の日が忌中を過ぎる
  • お舅さんとお姑さんが落ち着いている

これらに当てはまるなら、来年に持ち越す以外にも

父の日と母の日の合同プレゼントを渡す

という方法があります。

合同プレゼントにすれば、
母の日に渡せなかった分も合わせて渡すことができるので、
一石二鳥です。

先程は「父の日が忌中を過ぎる」を条件に入れましたが、
父の日が忌中の期間と被ってしまっても、
父の日以後に合同プレゼントを渡す方法もアリです。

 

父の日と母の日の合同プレゼントでおすすめは?

父の日と母の日を一緒にして贈り物をするなら、
義両親二人が使えるもの・楽しめるものを渡すのが一番です。

プレゼントとして人気なのは

  • 日帰り温泉旅行
  • 映画や観劇、コンサートなどのチケット
  • 外食
  • ペアギフト

このあたりです。

ペアギフトは
夫婦で使えるお箸や湯呑、グラスといった日用品から、
パジャマなどの衣服も喜ばれています。

 

これは綿100%で肌触りも良く、
厚みがあるので寒い時期にはちょうど良いパジャマです。
カラーバリエーションもいくつかあるので選びやすいですね。

喪中は誕生日プレゼントを渡さない方が良い?

父の日や母の日はお祝い事ではないので
喪中であっても義理の両親へそれぞれプレゼントを渡して問題ありません。

一方で誕生日はお祝い事にあたるので
プレゼントを渡すのはダメかなあ、なんて気になりますよね。

 

具体的にどんなプレゼントを渡すか伝えていたとき

もし既に「今年の誕生日は〇〇〇をお渡ししますね」なんて、
具体的な誕生日プレゼントを伝えていたのなら、
何も渡さない方が失礼になります。

喪中や忌中で誕生日当日には渡しにくい状態であれば事前に電話で
「今は落ち着かない状態でしょうから少し時期をずらしてた上で
プレゼントをお渡しします」というように後日贈る旨を伝えましょう。

義父ももらえると思っていたものがもらえないと、
「あれ?どうしたんだろう?」と気になってしまいます。

喪中だし渡しにくいな~と思っても、
一言断っておくだけで随分印象も違います。
無言だけは止めましょう。

 

プレゼントを渡すかどうか悩んでいる段階なら

渡すプレゼントについて特に事前に話していないのであれば、
義両親の様子をみて判断しましょう。

父の日と母の日同様に、

  • 忌中の期間なら今年の贈り物は止める
  • 忌中以後でも義両親がまだ悲しんでいるようなら贈らない
  • 忌中以後で義両親が落ち着いているならプレゼントを渡す

こんな判断で良いと思います。

プレゼントを渡さないことに決めても、
連絡が何もないのは義両親も寂しく感じますので、
旦那さんと電話またはメールで義両親の生誕を祝う気持ちを伝えましょう。

直接お会いする機会があるなら、
プチギフトとしてちょっとしたプレゼントとお手紙を渡すのも良いですね。

義理の両親と近くに住んでいるなら、
プレゼントという形ではなく「皆でご飯食べに行きましょう」
と何気ない誘いをかけて出かけるのも喜んでもらえると思います。

 

喪中のまとめ

喪中におけるプレゼントの取り扱いは、
実家の冠婚葬祭時の例に倣うよりは、
義実家の様子を見ながら判断されるのがベストだと思います。

父の日、母の日、義両親の誕生日、いずれの場合も、
忌中の50日(49日)まではプレゼントも渡さないようにするのが無難です。

忌中を過ぎたら喪中であっても贈り物は問題ないと思いますが
あなた自身の気が引けるようであれば
先方に事情を話した上で今年はナシにするか、贈る時期をずらすか、
あなたが納得できる形で対応されるのが良いと思います。