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就職祝いのお返しを親戚にするならいつどのくらいの相場でするもの?

就職祝いのお返しを親戚にするならいつどのくらいの相場でするもの?

春から新社会人となる方の中には、
就職のお祝いを頂いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

高校や大学へ入学したときなどにお祝いをいただいた際は
多くの場合ご両親が対応されたかと思います。

ですが就職して一人の社会人となったこれからは、
お祝いを受けたときにお礼をするのは祝われた本人、
あなた自身が対応するのが筋となります。

これまでそんなことしたことないからわからない!どうしよう!
と焦る気持ちもあるかもしれませんが、
これも社会人として最初の一歩ともいえますので、
少しずつ学んで社会人として相応しい振る舞いを身につけていきましょう。

 

 

就職祝いのお返しは親戚にもするの?

就職祝いを身内以外の方、つまり友人や知人から頂いたときは
特に何も意識せずとも

「何かお礼をしなきゃ!」

と自然に考えて自分で対応される方がほとんどだと思います。

しかしその一方で、
お祝いをくださったのが親戚だったとき、

「親戚への対応はいつも両親がやってくれているから
今回もお任せしておけば大丈夫かな」

なんてついつい甘い考えを持ってしまう方もいらっしゃると思います。
・・・実際私自身がそうでした。

学生の身分のときはそれで大丈夫ですが、
就職して一社会人となってからもその姿勢では困りものです。

あなたへのお祝いに対してはあなた自身が対応する

これからはその心構えで臨むのが良いと思います。

いつまでもご両親が対応してくださるとは限らないので、
例えば両親が対応できず自分で対応しなくてはいけなくなったときでも
戸惑わずにできるように今から少しずつ始めておくと、
今後にも活きてきて助かるのではないかな、
というのが個人的な意見です。

ちなみに「就職祝いにお返しはいらないのがマナー」という意見もあります。

入学や就職のお祝いなど、子供の成長過程の節目に目上の方から頂くものは
今後の活躍を期待する「ご祝儀」、端的にいえば援助に相当します。

そういった場合の一番のお返しは「立派な人間に成長すること」です。

なので入学祝いや就職祝いなどでは、
「返礼の必要はない」とするのがマナーといわれています。

ですがマナーで返礼の必要がないといっても
祝ってくれたことへの感謝の気持ちを表すことを禁止していません。

いただいたお祝いに対して何もしないというのは逆に失礼なので、
返礼に品物を送るかどうかはケースバイケースですが
少なくともお礼の言葉は伝えた方がいい、というのが一般的な意見です。

入学祝いは口頭や手紙などで感謝の気持ちを伝えるので良いと思いますが、
就職祝いは「おかげさまで立派な社会人に成りましたよ」という報告を兼ねて
お祝いをくださった方に贈り物を用意するケースが多くなっています。

 

就職祝いのお返しはいつしたらいい?

お祝いはいただいたらすぐにお返しするのが礼儀です。

なのでお祝いをいただいたら2~3日中に
直接自分の言葉で相手の方にお礼を伝えましょう。

対面でお祝いを頂いてお礼もそのとき一緒に伝えたのならいいですが、
郵送や両親を経由してお祝いをいただいた場合、
直接会える距離なら実際に会って、
簡単には会えない距離なら電話で、
感謝の気持ちを伝えましょう。

昔は手紙が一般的でしたが、
最近はメールやLINEで送るのもアリです。

ただし、年齢層が高い方の中にはメールやLINEなどのツールで連絡するのは
無礼だと感じる方がいらっしゃいますので、
相手に合わせた連絡手段でお礼の言葉を伝えるように気を付けましょう。

直筆の手紙を喜ぶ方も多いので
お礼するにあたって電話と手紙のセットが一番丁寧な印象です。

 

就職祝いの返礼品はいつ送るのがいい?

お祝いに対する感謝の気持ちはいただいてすぐ伝えるものですが、
返礼品に関しては別です。

お祝いをいただいたからと言ってすぐ返礼の品を贈ると、

「新社会人になってすぐは何かと入用なものが多いだろうに、
変に気を遣わせてしまって、大丈夫だったかな?」

なんて心配させてしまう可能性が高いです。

なので
お返しを送るタイミングとしては初任給を頂いた後
安定して給与を受け取るようになってからお礼の品を贈るのが良いでしょう。

初任給でお返しするのが一番いいですが、
給与が月末締め月末払いなどのケースでは
初任給の支給が5月下旬でほとんど生活費の支払いに回ってしまい
余裕がない場合もありえます。

無理してお礼を送るよりは生活が安定した後、
給与から就職祝いのお返しの品を手配するのが良いと思います。
初任給は難しいのでボーナスからお返しを用意する方も少なくありません。

「自分の給料」からお礼の品を用意することで、
「就職しても元気に過ごしている」ことを伝える役目も兼ねていますので、
多少遅くなっても大丈夫です。

 

就職祝いのお返しの相場はどのくらい?

お祝いに対するお返しの相場は、

いただいた金額の半分から1/3

です。
ただしお祝いが高額だった場合には、
初任給も多いわけではないので、
頑なに相場に沿うより返礼の品に凝る方が喜ばれています。

お祝いがプレゼントだったときは、
金額が分かればその額で、
分からなければ予想される金額の半額から1/3で良いと思います。

 

就職祝いのお礼まとめ

就職祝いへの返礼は必ずしも必要ではないとするのがマナーですが、
お祝いを頂いたら一言でも感謝の気持ちを伝える方が良いと思います。

対面ならともかく、郵送や親を経由してなどの場合、
お祝いした側も本人に無事届いたのか気になりますし、
当人からお礼の言葉もないのは失礼だ、と取られる可能性もあります。

なのでお祝いをいただいたら余程の事情がない限り、
2~3日以内に自分の言葉でお礼を伝えるのが良いと思います。

親戚相手の場合、返礼品は必須ではありませんが、多くの場合、
「おかげさまで一人前になりました、元気に過ごしています」
という報告を兼ねて初任給後に返礼品を贈るケースが多いです。

返礼品の相場はいただいたお祝いの半分から1/3程度のもので、
高額な品を選ぶ必要はありません。

  • お菓子
  • タオルやハンカチ
  • 珈琲や紅茶
  • (アルコールが好きな方なら)お酒

あたりは送った方の受けも良いです。
お返しは「御礼」と書かれた熨斗はつけた上で
お渡しすると丁寧で良いと思います。

相手の好みに合わせて選ぶのが受け取る側も一番嬉しいものですので
ささやかなものでも気持ちを込めたものを選んでくださいね。