日常生活を送る上で欠かせない「水」。
飲食で水を使うのに水道水そのままでは衛生面で不安があるとき
コストがかっても浄水器の導入を考えてしまいます。
ですが浄水器はそもそも効果があるものでしょうか?
水道水を使うのは避けたいけど浄水器の効果に疑問がある、
なんてお悩みの方へ、今回は浄水器の効果や仕組みについてお話します。
水道の浄水器って効果あるの?
浄水器は設置するものの種類によって様々ですが、
その効果は「味」と「体への変化」、この2つから確認することができます。
味の違い
質の良い浄水器を使って浄化した水道水は味が変わります。
- 臭みがなくなる
- 水を飲むときの不快感がなくなり、美味しく感じられるようになる
- 口当たりが良くなり、触感が柔らかく、喉越しも良くなる
- 水を使用した料理の味がそれまでと違う
体への変化
効果の程は人によって変わりますが、代表的なものとして、
- 血圧が安定化傾向になる
- 胃腸関係の諸症状が改善される
- 骨生成が良くなる
- 排尿量が増える
- 便秘が改善される
といったことなどが与えられる変化として研究されています。
水道の浄水器ってどんな仕組み?
先に挙げた浄水器の効果は、一つの浄水器で全ての効果が得られるわけではなく、
浄水器の種類にもよって得られるものが変わります。
ですので浄水器の導入を考えるときは、
「浄水器の導入によってどんな効果を期待しているか」
「その期待はどんな浄水器の仕組み(浄水方式)なら得られるか」
この二つが重要になってきます。
基本的に浄水器は
「水道水から〇〇〇〇を取り除く」という「除去効果」がメインであり、
「水道水に▽▽▽▽を付け加える」という「付与効果」は
信憑性が薄いと覚えておいてください。
浄水器はメーカーなどによって細かい部分が異なるものの、
「水道水をフィルターに通して不純物を除去するもの」
です。一部例を挙げると、
- 「活性炭フィルター」のみ
- 「活性炭フィルター」と「中空糸膜フィルタ」
- 「活性炭フィルター」と「イオン交換樹脂」
- 「活性炭フィルター」2段と
「電動加圧ポンプ」「逆浸透膜フィルター」「活性炭フィルター」
というように始めに活性炭フィルターで塩素を取るところまでは共通で、
そのまま処理を終えるものもあれば、
その後、各種フィルターで錆やゴミを取り除くものがあります。
フィルターの数が多いほど水道水の不純物が除去されてきれいになりますが、
その分、導入コスト・メンテナンスコストも高価になります。
「塩素くさいのだけ取りたい!」なんて場合には
「活性炭フィルターのみ」でも良いと思います。
水道水をカルキ抜きする簡単な方法は?
アトピー体質の人が水道水の残留塩素(カルキ)を体に取り入れてしまうと、
症状が悪化してしまう恐れがあります。
もちろんすべての人が悪化する訳ではありませんが、
カルキが体に悪いことには違いありません。
浄水器の導入を検討しているけどすぐにはできない、
でも水道水そのまま使うのは害があるのでできない、
なんていう方へ水道水のカルキを除去する簡単な方法をご紹介します。
沸騰させる
沸騰させることでカルキを揮発・分解除去できます。
緑茶を入れる
緑茶に含まれるカテキンがカルキを分解します。
レモンを入れる
レモンを入れることで、水道水のカルキ(塩素)が分解されます。
レモン以外にもビタミンCが豊富に含まれるもので代用できます。
汲み置きする
汲んだ水を1日~2日程度放置しておくと、
カルキが蒸発していくので除去できます。
ですが屋外で光に当てなければ効果は薄いです。
金魚や熱帯魚の飼育ならともかく、
飲み水では衛生面が不安ですので避けた方が無難です。
水道水と浄水器のまとめ
浄水器も様々な種類があります。
よくホームセンターなどで安価に売られているものは、
残留塩素を化学変化させるだけで効果のほどはあまり期待できそうにありません。
浄水器を使う場合には効果だけでなく使い勝手も大事な要素ですので
「浄水器の導入によってどんな効果を期待しているか」
「その期待はどんな浄水器の仕組み(浄水方式)なら得られるか」
まずはこの2つを明確にしてから
メンテナンスコスト(フィルターなど消耗品の部品代など)も加味した上で、
希望に合うものを選ぶようお勧めします。