結婚式に参列してくださった方へのお礼は引き出物です。
ですが、
諸事情により欠席された方や、祝電だけ送ってくださった方の場合、
後日改めてお礼をするものと思いつつ、
どのようにしたらいいのか悩ましいですよね。
そこで今回は
欠席された方や祝電を送ってくださった方へどうお礼するか、
一例をご紹介したいと思います。
結婚式を欠席した方からご祝儀をもらったらお礼状は送る?
結婚披露宴におけるご祝儀は、
会場で出される料理と引出物の一人分料金を
お祝いとして払っている面があります。
なので、出席予定だったものの直前になって欠席された方においては、
こちらも出席されるものとして料理などを用意していますので、
「いただいたご祝儀でその料金を負担していただいた」と考え、
引出物とお礼状をお渡しするので良いと思います。
直前の欠席は、手配したもののキャンセルが間に合わないであろうことが
先方にも分かっているでしょうから、気にしなくても大丈夫です。
のしをつけて丁寧に贈りましょう。
添えるお礼状には、改めてご挨拶とお礼、
これからもよろしくお願いしたい気持ちを書きます。
引出物を送ることに気が引けてしまう場合は、
商品券をお渡しするのもアリです。
その場合はいただいたお祝い金の半額から1/3程度を目安にしましょう。
もちろん、結婚の記念品(内祝い)として品物を送っても大丈夫です。
結婚式のお礼状は祝電の方にも出す?
職場からの祝電の場合、
その職場独自にルールなどがある可能性もありますので、
既婚の先輩にそれとなく相談してみるのも一つの手です。
また、職場だけでなく、地域や親族間のルールがありましたら、
それを優先させましょう。
いずれにしても、職場からいただいた場合には、
お会いした時にお礼を伝えていきます。
職場ではメッセージカードや写真の送付は不要です。
ただし、披露宴に招待しているならば、
写っている写真をお渡しするのはアリです。
逆に相手が写っていなければ送らない方が無難です。
また、職場からのお祝い金は福利厚生の一つなので、
特に改まったお礼を用意する必要はないでしょう。
何もしないのが気になるようであれば、
全員で食べられそうなお菓子などを持参するのも良いですね。
職場からのお祝い金でも、有志でいただいた場合は話が別です。
きちんとそれぞれにお返しの用意をしましょう。
基本的に祝電はお礼がいらないので、お礼状を送るまでに留めましょう。
祝電に対してお礼の品を贈るのは相手に気を遣わせてしまいます。
どうしてもなにかお礼したいようであれば、
新婚旅行のお土産を渡す程度で大丈夫です。
結婚式のお礼状はいつ送るもの?
内祝いやお礼状は頂戴してから挙式後数週間以内、
遅くとも一ヵ月以内には行うようにしましょう。
お礼の気持ちは早めに表すことが大事です。
結婚式後すぐ新婚旅行の予定がある場合も多いですが、
そうなるとバタバタしてしまってお礼状を贈り忘れていた、
なんてこともよくあるケースです。
また、結婚報告ハガキと混同して、年賀状を兼ねて送るから
まだ手を付けなくてもいいや、
なんて放置して考えないように気を付けてください。
お礼状は結婚報告ハガキとは別物です。
当日の様子やお祝いしていただいた方々を思い出しながら、
感謝の気持ちを込めて文面を考えましょう。
お礼状に写真も同封する場合は、
写真の出来上がりに時間がかかるケースもありますので、
遅くても2ヵ月以内で贈るようにします。
あまりにも遅くなりそうな場合は、先にお礼状を送り、
後日写真を送る旨を伝える方が親切です。
お礼状のまとめ
結婚式を欠席された方へのお礼は、
引出物をそのままお贈りするのも一つの方法です。
中には引出物ではなく、半返しで品物を用意するべき、
という意見もありますので、
地域や親族間でそのようなルールがないか確認しましょう。
お礼状を送る場合はいずれの場合でも、
「感謝の気持ちを伝えるために送るもの」であることを忘れず、
義務感でおざなりな対応をしないように気を付けてください。
最近では通信インフラの発展で、
お礼状は便せんに限らず、メールで送る方も増えています。
実際、結婚式のお礼はひとまずメールで述べ、
後日お礼の品や写真を贈るというケースも少なくありません。
相手との間柄で適する手段でお礼を伝えるようにしましょう。