風邪の引き始めにお勧めの卵酒。
作り方は簡単で、「卵」「日本酒」「砂糖」さえあれば誰でも作れます。
ですが、「卵」と「砂糖」はあっても家に日本酒があるとは限りませんよね。
日本酒は買い置きしてないのでどうしよう、
他のもので代用できないかな?なんてお悩みの方へ、
卵酒のお酒のことについてお話したいと思います。
卵酒は日本酒以外でも作れるの?
卵酒は栄養補給と体温上昇のために飲まれるものです。
卵白で殺菌作用のリゾチーム、卵黄にビタミン、ミネラル、アミノ酸、
砂糖でカロリー、酒で体を温める効果、鎮静効果があります。
卵酒の作り方には決まりがなく、
地域や家庭、人によって様々なレシピがあるのも特徴です。
一般的には
酒 180ml
砂糖 大さじ1
この3つを混ぜ合わせて作ります。
(分量は作り手の好みなどで増減します)
この「酒」は基本的に日本酒とされています。
卵酒はアルコール摂取だけが目的ではなく、
日本酒に含まれているアルコール以外の成分(アミノ酸など)が目的です。
昔ながらの卵酒を作るなら、
米と米麹のみが原材料になっている日本酒(純米酒)を選び、
醸造アルコール添加の日本酒(普通酒や本醸造など)は避けましょう。
ですが、中には日本酒が苦手な方もいらっしゃると思います。
その場合には日本酒が使われる目的とは異なってしまいますが、
日本酒以外でも作ることはできますので、日本酒以外で作ることをお勧めします。
卵酒を作る酒の種類はどれくらい?
日本酒以外で作る卵酒には数えきれない程の種類があります。
お酒の数だけあるといっても過言ではありません。
ですので代表的なものだけピックアップしてご紹介します。
- 焼酎
- 泡盛
- 梅酒
- 甘酒
- ワイン
米だけで作った酒繋がりで米焼酎も良いですね。
体が温まれば良いとして、アルコール成分がありつつ、
かつ口当たりの良いものとして梅酒も合います。
卵酒は風邪予防としても飲むことができますので、
好みの酒であれこれアレンジしてみてはいかがでしょうか。
ただし、通常の作り方ではアルコールを完全に飛ばす訳ではないので、
飲み過ぎると酔ってしまう可能性があります。
却って具合が悪くなったなんてことにならないよう気をつけてください。
エッグノッグは卵酒の欧米版?
実は海外でも卵酒と似たような飲み物があります。
「エッグノッグ」と呼ばれる、
「卵」「牛乳」「砂糖・ラムなど」「ブランデー・ウイスキー等」で作る飲み物です。
ちなみにノンアルコールバージョンもあり、そちらは「エッグノック」と呼びます。
「グ」と「ク」の違いにご注意ください。
エッグノッグはクリスマスや大晦日の飲み物として欧米で親しまれています。
作り方は卵酒と大分異なり、
- 卵(1個)を卵黄と卵白に分けて各々泡立てる
- 卵黄に砂糖(大さじ1)を溶けるまで混ぜる
- 卵黄にブランデー(40ml)と卵白を入れて軽く混ぜる
- 器に注ぐ
- 牛乳(器が一杯になる程度の量)を温める ※ 沸騰させないこと
- 器に温めた牛乳を数回に分けて注ぐ
- 軽く混ぜて完成
となります。
卵を卵白と卵黄に分けて作るので、
卵酒よりちょっと作り方が複雑ですが、それほど難しくはありません。
好みでナツメグやシナモンをかけても美味しいです。
ノンアルコールのエッグノックは酒を使わず、
「卵」「砂糖」「牛乳」を混ぜ合わせるだけで簡単に作れます。
日本でもアルコールを飲めない子供向けに作られています。
卵酒のまとめ
日本では風邪の引き始めに飲むものとして親しまれている卵酒、
作り方は単純で栄養価も高いのでよく作られています。
材料の日本酒は、現在では日本酒以外のアルコールも使われて、
様々なアレンジレシピが存在します。
昔ながらの卵酒レシピではとっつきにくい味だと感じる方も多いので、
色々なレシピを参照して自分好みの味を追求するのもお勧めです。
海外では卵酒と似たような飲み物として
「エッグノッグ(またはエッグノック)」があります。
ノンアルコールのエッグノックはアルコールが苦手な方や子供にお勧めです。
風邪予防としても飲めるものなので、
普段から飲んでしっかり予防に努めるのも良いかもしれませんね。