PR

節分飾りの処分と片付けは?まいた豆はどうする?豆の片づけが楽になる方法!

節分飾りの処分と片付けは?まいた豆はどうする?豆の片づけが楽になる方法!

節分飾りの柊鰯(ヒイラギイワシ)を飾ったり、
豆まきするときのことを考えたり、

準備するときやイベント真っ最中はワクワクドキドキして良いのですが、
その後の片づけを思うとやり方がよくわからなくて不安、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  柊鰯はそのままゴミに出していいのか、
  正月飾り同様にお焚き上げやどんど焼きで処分するのか。

  そのままゴミに出すなら分別した方がいいのか。

  まいた豆は食べるのか、そのまま捨てるのか。

気になることは色々ありますよね。

今回は節分後の片づけとして、
飾りとまいた豆の処分方法についてお話します。

 

 

節分の飾りはどう処分する?

節分は元々四季の節目「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指しました。

現在の節分は、季節の変わり目に生じる邪気(鬼)を追い払うための儀式として
立春の前日に行われます。

正月が一段落した後、家の玄関や門口、窓には鬼を追い払うための柊鰯を飾り、
節分当日には「邪気を払う霊力」のある豆をまくことで住まいのお清めをします。

節分が過ぎたら(タイミングは地域で異なりますが)節分飾りや豆の片付けをします。

ではそのとき、節分飾りはどのように処分したらいいかというと、
主に3通りの方法があります。

  • 一般ゴミとして処分
  • 神社で「お焚き上げ」か「どんど焼き」「左義長」
  • 玄関先または庭に埋める

柊鰯は鬼を追い払うためのものなので処分方法については気負わなくても大丈夫です。
お住いの環境に合わせてやりやすい方法で対処しましょう。

 

一般ゴミとして処分

節分行事の中で使った飾りなので、
正月飾りのようにお焚き上げやどんど焼きで片付けると思いきや、
全くそんなことはないんですね。

ただしそのまま捨てるのではなく、
柊鰯を半紙に包み、塩で清めた上で一般ゴミとして出します。

半紙は書道用の半紙で十分です。

地域によっては処理方法が指定されていたり、ルールがある場合もありますので、
事前に一度チェックしましょう。

 

神社で「お焚き上げ」か「どんど焼き」「左義長」

神社でお焚き上げをお願いすることもできます。
ただ、神社は受け取ってくれない可能性も高いです。

柊鰯をを集めて処分しようと思うと、保管場所に臭いが移ったり、
野良猫やカラスなどの害獣・害鳥が寄り付いて困ったりすることから
神社側でお断りしている場合があります。

お願いできるかどうかは神社ごとに異なるので事前に確認しましょう。

神社のお焚き上げではなく、正月のどんど焼きや左義長で処分することもできます。
当年のどんど焼き・左義長は終わっていますので翌年まで待つことになります。

鰯が腐ることもありますので、保管する場所や状態には気を遣いましょう。

 

玄関先または庭に埋める

柊鰯を灰になるまで焼き、玄関先または庭に埋める方法です。

処分方法としては一番手っ取り早いので、
一般ゴミに出す方法と並んで多く行われているやり方です。

 

節分でまいた豆はどうする?食べる?

節分の豆まきは、古くから行われている神事です。
神前に炒った豆を供え、年男がまいた豆を数え年の数だけ食べて健康を祈願します。

「鬼は外」で知られる豆まきは物理的に豆を当てて鬼を追い出すためではなく、
穀物・果実に宿る「邪気を払う力」で鬼を払うものです。

「鬼の目に大豆を投げつける=魔の目に投げつけて滅する」から
「魔滅→まめ→豆」なんていう説もあります。

豆は、万が一拾い損ねた豆から芽が出ると大層縁起が悪いので、
生の豆を避けて炒ったものを使うようになっています。

まいた豆は拾い集めて食べることで「鬼退治」したことになります。
また、神棚に供えた豆を撒くので、豆は供物でもあります。

神聖な豆を使って邪気払いを行ったので、
まいた豆は踏んで粉々にしたり、
埃と一緒にそのまま放置したりするものではありません。

すぐに拾って食べて、心身を清めるものとされています。

ですが、「まいた場所が悪くてとてもじゃないが食べられない状態ではない」
なんてこともありえますよね。

その場合には、白紙に丁寧に包んで一般ゴミとして捨てるようにします。

ちなみに、地域によっては、
豆をまかずに炒った臭いを充満させることで豆まきに代えているところもあります。

節分の豆を楽に片付ける方法!

昔は豆まきの後、各家で掃除機をフル稼働なんて光景もよく見かけました。

ですが炒った豆は小さいのでわずかな隙間にも入り込みやすく、
思わぬところに挟まって拾い集めるのが大変なことも多いですよね。

そこで最近では、剥き出しの大豆ではなく、
個包装された豆や自分で数粒ずつ包装した小分け豆、
キャンディ、チョコレートをまく
家庭も増えてきました。

豆以外もいいのか気にかかると思いますが、
この場合は「邪気払いの力」が必要なのであって「豆に限らない」と解釈し、
まくのに手ごろなサイズなものがよく選ばれています。
豆やお菓子以外に、落花生も人気です。

子供がいる家庭では、親子一緒に楽しみながらお菓子をまき、
全ての部屋にまいたら皆で回収するところまでが一連の流れです。

庭がある家庭では、ベランダなどに鬼の面を貼って、
子供に思い切り豆をなげさせているケースもあります。
屋外なので外に落ちた分の豆は鳥が食べるだろうという判断ですね。

 

節分の片付けまとめ

イベントごとは準備から片付けまできっちり行うことが重要です。
役目を終えた飾りや豆は地域や家庭のルールにのっとって適切に処理しましょう。

節分の豆まきは子供から大人まで、楽しみにしている方も多いです。
健康を願いながら、家族で楽しく素敵な節分を過ごせると良いですね。