久里浜・横須賀方面で、子供を連れて公園に行くなら「くりはま花の国」がとてもおすすめです。
我が家の子供たちは、横須賀方面の公園では「くりはま花の国」が1・2位を争うほど大好きな場所です。
というのもくりはま花の国には大型の複合アスレチック遊具がいくつかあり、ロング滑り台やゴジラの滑り台などちょっと変わった滑り台もあるからです。
ただ、くりはま花の国は山に展開している公園なので、駐車場から遊び場までは登坂が続きます。
そのため、子供や高齢者にはちょっとしんどいですが、園内には一般利用可能なフラワートレイン(有料)も走行しています。フラワートレインに乗車すれば園内も楽に移動することができます。
また、道路はフラワートレインが通るためしっかり舗装されており、徒歩でも歩きやすくなっています。
ですのでベビーカーやベビーバギーでの移動は心配ありません。
また、エリア内には見晴らしのいいレストランや、売店・自販機があるので、喉が乾いた時や小腹がすいた時も一息ついたり、足湯でのんびりリラックスすることもできます。
園内は入園無料で、24時間開放しています。
ペット連れOKの場所もあるので、昼夜問わず散歩に出かける人も少なくありません。
四季折々の花や海を一望できるので、横須賀方面の公園に行くなら一度はお子さんと行ってみてほしい場所です。
今回はそんなくりはま花の国について、参考までに我が家でよく遊ぶおすすめルートを含めてご紹介します。
くりはま花の国の施設
くりはま花の国は前述の通り、山に展開している広い公園です。
子供を連れて行くなら、複合アスレチック遊具エリアの「冒険ランド」と「キッズガーデン」は外せません。
それ以外にもハーブやつばき、ポピー・コスモスなどの植物園や、レストラン、アーチェリー・ライフルが体験できる施設もあります。
冒険ランド
子どもに人気の遊具エリアその1。
一番の特徴はなんといっても巨大なゴジラのすべり台。
初めて来たときは、あまりにも大きいのでその迫力におされた子供が泣きだしました(^^)
また、ゴジラ以外にも海をモチーフとしたアスレチックやターザンロープ、大型複合遊具があり、子供が全力で遊ぶことができます。
遊具の対象年齢は6~12歳ですが、保護者同伴で幼い子も多く遊んでいます。
我が家も息子が1歳の頃から遊んでいます。
近くに屋外型ボルダリング施設やトランポリン、売店があります。
売店ではソフトクリームや焼きそばなどの軽食、広場で遊べるおもちゃなども販売しています。
遊び疲れたら休憩がてらおやつ休みをここで取っている家族も多いです。
冒険ランドへのアクセスは、フラワートレイン停留所「冒険ランド」下車して目の前です。
第1駐車場から歩くと20分程度になります。
歩いて向かうと、登坂で結構しんどいので、園内を走るフラワートレインの利用がおすすめです。
ただ、季節によってはコスモスなどを眺めながら来られるので歩くのも悪くはないです。
我が家は毎回フラワートレインが運行していないときに来てしまい、ぜえぜえ言いながら歩いて登っていました。
有料にはなりますが、かさばる荷物を持ちながら子供を連れて向かうならトレインに乗れるなら絶対乗った方がいいです。
くりはまKidsガーデン
ハーブ園内にある、子供に人気の遊具エリアその2です。
アドベンチャーツリーや、みつばちターザン、フラワーネットなど、様々な遊具があり、アクティビティが豊富です。
全身を使って遊べるアスレチックもいろいろあります。
そんなキッズガーデンの特徴はなんといっても、全長38メートルもあるロングすべり台です。
山の斜面に沿って設置されており、第2駐車場からの道中にあるハーブ園入口・階段デッキを通ってくると滑り台の降り口の前に着くので、すぐ滑ることができます。
繰り返し滑ろうと思うと高い位置にあるため、かなりの段数がある階段を上ることになります。
なので、小さな子は途中で親に「だっこ!」とねだり、親がひぃひぃ言いながら登っている姿が良く見られます。
ただ滑り台を滑った子供はにっこにこなので、頑張って登った甲斐はあります。
キッズガーデンへのアクセスは、フラワートレイン停留所「ハーブ園入口」下車して徒歩5分です。
第2駐車場から歩くと約15分程度かかりますが、これはハーブ園入り口の階段デッキを利用した場合です。
ベビーカーやベビーバギーで道路沿いに行くと迂回していきますので、さらに時間がかかり、どれだけ早くても20分はかかります。
遊具の対象年齢は6~12歳が多いですが、乳幼児向けの遊具があるエリアもあり、0歳から楽しめます。
なお、キッズガーデンはハーブ園エリア内にあるので、ペットを連れていくことはできません。
(ハーブ園内はペット不可)
また、ロング滑り台では、ヒップそりや段ボールなど、お尻に何かを敷いて滑るのは禁止です。
うちの子たちはキッズガーデンが一番喜ぶので、私個人としては一押しのエリアです。
駐車場からのアクセスを考えても、歩いていくなら第2駐車場からキッズガーデンに向かう方が行きやすいです。
フラワートレインを利用するならどちらでも変わらないのでお好みかと思います。
また、キッズガーデンにも売店があります。
テイクアウト形式のカフェで、ホットドッグなどの軽食や、くりはま花の国で採れたはちみつを使うドリンクを販売しています。
時間帯によっては結構並んでいる人気のお店です。
足湯「湯足里(ゆったり)」
キッズガーデンの近くにある足湯です。
ロング滑り台の隣にあります。
ちょうどいいぬるま湯(人によっては結構熱いかも)なので、小さい子供も楽しく浸かれます。
夕方近い時間だと、キッズガーデンで遊んだ後の親子連れが一息ついている姿が良く見られます。
上の写真の右端に写っているガチャでタオルを購入できるので、足ふきタオルがない場合でも気軽に寄れるところがポイント高いです。
我が家は必ず寄っています。
フラワートレイン
くりはま花の国は高低差のある広い公園です。駐車場から向かうとしばらく登坂が続きます。
そのため荷物を持ってエリアを移動するのはかなりしんどいです。
そんなときは園内を走行しているフラワートレインを利用すると便利です。
運行時間は午前10時~午後4時までで、運休は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)です。
料金は片道大人500円、子供(3歳~小学生)300円です。
往復で大人数で乗るとちょっと高くつくかもしれません。
行きの登坂が一番しんどいので、行きだけ使って向かうのもアリかもしれません。
ボルダリング
冒険ランドにある、高さ3メートル・横5メートルの屋外型ボルダリング施設です。
大人だけでなく子供も遊んでいるところをよく見ます。
対象年齢が小学生以上のため、うちはまだやったことがありませんが、子供は「やりたいやりたい!」とよく目を輝かせています。
午前10時から午後4時まで、30分ごと入れ替わり制で営業しています。
(午後0時~午後1時はメンテナンスのためお休み)
年末年始(12月29日~1月3日)以外は営業していますが、平日は前日予約制で2名以上の条件があります。
料金は30分 500円です(シューズレンタルは300円)。
コスモス館
売店です。
季節に合わせたソフトクリーム、海軍カレーなど横須賀市土産の他に、ゴジラグッズも販売しています。
営業時間は午前10時~午後4時です。
第1駐車場から園内に入るとすぐ目の前にあります。
レストラン ロスマリネス
公園の高台にある、浦賀水道や対岸の房総半島までが一望できる絶景レストランです。
横須賀名物の辛口カレー「ゴジラカレー」や、くりはま花の国で採れたはちみつを使う「花の国はちみつパンケーキ」などが食べられます。
テラス席はペット同伴もOKなので、ペットとお散歩したあとに寄るのもおすすめです。
営業時間(3月~10月) 午前11時~午後4時30分
営業時間(11月~2月) 午前11時~午後3時30分
フラワートレイン停留所「カフェ レストラン前」を下車してすぐ目の前にあります。
第2駐車場から歩くと約10分です。
天空BBQ
くりはま花の国にはバーベキューガーデンもあります。
開放的なオープンテラスにあり、東京湾を一望しながらバーベキューを楽しめます。
事前予約制ですが、手ぶらでBBQに行けるところも魅力的です。
アーチェリー場
くりはま花の国ではアーチェリー体験もできます。
初心者から上級者まで楽しめる本格的なアーチェリー場で、小学5年生から参加可能です。
営業時間は午前8時30分~午後9時で結構遅い時間までやっています。
(毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)は休業)
料金は市民か、市外利用者かで変わります。
市外利用者は市民の2倍の料金です。
・大人
市内利用者 260円(1時間)、市外利用者 520円(1時間)
・小学5年生~高校生
市内利用者 160円(1時間)、市外利用者 320円(1時間)
この他、貸し弓具レンタル料 200円
初心者で道具を借りる場合は指導員がいる時間(午前9時~午後3時)の利用に限られます。
アーチェリー場にはハーブ園からの連絡通路で向かいます。
アーチェリー場は専用駐車場がありますが、駐車台数が少ないのでご注意ください。
エアーライフル場
10メートル覆道式で8射座のエアーライフル場です。
ビームライフルもあり、エアーライフルを持っていない初心者も利用できます。
対象年齢は小学5年生以上です。
営業時間は午前8時30分~午後9時で、利用料金はアーチェリーと同じく、市内・市外利用者かで2倍変わります。
(最終受付ビームライフル:午後3時、エアーライフル:午後8時)
・大人
市内利用者 260円(1時間)、市外利用者 520円(1時間)
・小学5年生~高校生
市内利用者 160円(1時間)、市外利用者 320円(1時間)
ビームライフルを利用する場合は760円。
エアーライフル場もハーブ園の連絡通路からアクセスします。
その他施設
上記で挙げた施設以外にも、ハーブ園やポピー・コスモス園、芝生広場・展望台、つばき園など四季折々様々な植物を眺められる場所がたくさんあります。
くりはま花の国へのアクセス
基本的には車の方が多いと思いますが、他にも、電車・フェリーでもアクセスできます。
車なら横浜横須賀道路「佐原」ICで降りて約4キロメートルで到着します。
電車の場合はJR「久里浜」駅または京浜急行「京急久里浜」駅から徒歩約15分です。
フェリーの場合、東京湾フェリー「久里浜」港から徒歩約10分(第2駐車場までの距離)です。
くりはま花の国の駐車場
駐車場は2か所あります。
(厳密には施設専用駐車場と臨時駐車場もありますが、これらは事前予約が必要だったり開いてない日もあるので、基本は2か所です)
駐車場は公園の両端にあるので、停める駐車場によっては目的地まで果てしなく距離が長くなります。
うちは初めて来たとき何も考えずに停めていましたが、事前にどちらに停めるか決めてから向かうことをお勧めします。
大型連休などでもない限り、満車になることは早々ないので、園内のどこに行くかで停める場所を決めるのが一番です。
なお、駐車料金はどちらの駐車場も630円で、金額は変わりません。
また、第2駐車場の方が遅くまで開いているので、夕方以降も停めておきたいのであれば第2駐車場にしましょう。
第1駐車場
ポピー・コスモス園、冒険ランド(ゴジラの滑り台やボルダリングの広場)が近い駐車場です。
普通自動車が79台駐車でき、午前8時~午後5時まで開いています。
ポピー・コスモスまつり期間は午前8時~午後6時まで入庫できます。
第2駐車場
ハーブ園およびキッズガーデン(複合遊具・ロング滑り台)、レストランロスマリネスが近いです。
普通自動車が247台駐車でき、午前5時30分~午後8時30分まで開いています。
くりはま花の国のトイレ(おむつ交換台の有無)・授乳室
トイレは園内6箇所に設置されており、おむつ交換台は多目的トイレ内にあります。
冒険ランド横のトイレは、一番奥と多目的トイレのみ洋式です。
授乳室はありません。
くりはま花の国の基本情報
入園料金:無料
開園時間:24時間
定休日 :無休
住所 :神奈川県横須賀市神明町1
電話番号:046-833-8282
公式サイト:https://www.kanagawaparks.com/kurihama/
園内利用における注意事項
・自動車、オートバイ、自転車の乗り入れはできません。
・園内の草花採取や生物の捕獲は禁止です。
・鳥や動物にエサを与えてはいけません。
・ゴミは持ち帰りです。
ペット入園は一部OK
ペット入園は可能ですが、注意事項がありますのでご注意ください。
・リード必須
・ハーブ園(Kidsガーデン・足湯含む)への入園不可
・フラワートレインへの乗車は、専用ケージに入れた小型犬のみOK
(ただしケージは膝の上。布製バッグ不可。専用ケージの有料レンタル有)
・レストランはテラス席のみ利用可
・ペットのフンは持ち帰り
くりはま花の国で遊ぶ時におすすめルート
くりはま花の国で子供を遊具で遊ばせるなら、キッズガーデンと冒険ランドのどちらか、または両方に向かうと思います。
どちらかのエリアでめいっぱい遊ぶなら、向かう方に合わせて駐車場を決めるのがおすすめです。
個人的には第2駐車場からキッズガーデンへ行くルートを推します。
というのも、我が家は最初何も気にせずカーナビの案内に沿って第1駐車場に車を停め、駐車場から一番近い冒険ランドへ行こうと考えましたが、目的地までの距離があまりにも遠くて途中でめげて帰りたくなりました。
今なら、フラワートレインを利用して移動することも考えますが、私が行った当時はフラワートレインが運休中で歩いていくしかありませんでした。
しかも花がなにも咲いていない時期だったので、殺風景な坂道をベビーカーを押しながらだっこ紐で子供を抱えてひたすら坂道を上ることになり、到着する頃にはすでに体力切れ状態でした。
帰りは下りなのでまだマシでしたが、駐車場までの距離は長くて辛かったです。
花の季節とちょうど合えば、第1駐車場側の坂は第2駐車場側より傾斜が緩いので距離が長くても花を眺めながら楽しんで行けます。
その一方、キッズガーデンは第2駐車場からの距離が近いです。
(ただ、坂の傾斜が急なので、急こう配を歩くのが厳しい方は辛いかもしれません)
そして第2駐車場からキッズガーデンまでの坂道は、ある程度まで登ると海を眺められる展望広場を通るので、いつでも景色を楽しんで向かうことができます。
キッズガーデン自体も遊具の数が豊富なうえに、ロング滑り台や足湯があるので、子供だけでなく大人もリラックスして過ごせるところがとてもお気に入りです。
この写真の手前はハーブ園で、右奥がロング滑り台、左奥が足湯の施設です。
さらに左手前には休憩スペースがあります。こちらは二階建てになっているので、雨が降ってきたときに一時避難場所にもなります。
夫は第1駐車場から冒険ランドまでの移動距離にうんざりしたようで、今ではキッズガーデンにしか行かなくなりました(^^;)
たまに冒険ランドに行きたくなるので、キッズガーデンで遊んだ後に向かうこともありますが、冒険ランドとキッズガーデン間もかなりの距離があるので、夫に「遠すぎる!」とキレられました…。
その経験から、歩くのが苦ではない人ならいいですが、そうでないなら冒険ランドに行くのはフラワートレインを利用するときに限り、普段遊ぶ時はキッズガーデンにするのが楽かなと思います。
キッズガーデンの遊具の方が、乳幼児向けの遊具も多いので、小さなお子さんがいるならなおさらこっちがいいのではないかなとも。
時間に余裕があるなら一度全部回ってみて判断するのが一番ではあります。
まとめ
くりはま花の国は、我が家の子供たちが喜ぶ公園(横須賀方面)で1・2位を争うほどの場所です。
ロング滑り台やゴジラ滑り台があるので、滑り台好きな子供も大喜び間違いなしです。
園内はフラワートレインが通るため道路がしっかり舗装されているため、徒歩でも歩きやすく、ベビーカーやベビーバギーでの移動も安心です。
売店や自販機もあるので、喉が乾いた時や小腹がすいた時も心配ありません。
遊具で遊び疲れたら足湯でのんびり癒されるなんてこともできます。
園内は無料ですし、24時間開放なので散歩だけなら時間を問わず向かえます。
四季折々の花や海を一望できるので、横須賀方面の公園に行くなら一度はお子さんと行ってみてくださいね。