PR

【パイナップルを食べすぎるとどうなる】胃痛や腹痛・下痢などのデメリットや死亡の危険はあるのか解説!気持ち悪いときの対処法を紹介

昔はなかなか手に入らなかったパイナップルも

今は手軽に食べられるようになりましたよね。

 

近年では台湾パイナップルが話題になりましたが、

とても甘くて美味しいパイナップルは身近なフルーツとなり、

老若男女問わずとても人気です。

 

そんなパイナップルですが、食べ過ぎてしまうと

体に異常を来たしたり最悪死に至るなどという話もあります

 

なぜならパイナップルはアレルギーを引き起こし次のような症状を起こす可能性のある食べ物だからです。

・喉の違和感
・じんましん
・嘔吐や下痢、腹痛などの消化器症状
・唇や顔面の腫れ

 

今回はその真相に迫ると共に、食べ過ぎて気持ちが悪くなったときの

対処法について紹介していきたいと思います。

パイナップルを食べすぎると死亡する危険があるのか

結論からいうと、パイナップルを食べ過ぎて死亡する可能性はあります。

なぜならパイナップルはアレルギーを引き起こす可能性のある食べ物だからです。

パイナップルアレルギーの症状には以下の物があります。

・喉の違和感
・じんましん
・嘔吐や下痢、腹痛などの消化器症状
・唇や顔面の腫れ

しかし、これらの症状がでたからといって自己判断は絶対にしないで下さい。

アレルギーではなく他の病気である可能性もあるため、

気になる症状がある場合は病院へ行って、きちんとお医者さんに診断してもらいましょうね。

 

では、どの位の時間で症状が現れるのかというと、

食後15分~2時間以内になんらかの症状が出る場合が

ほとんどだと言われています。

 

また、パイナップルを食べた後に起こる口の腫れや

舌のぴりぴりと痺れるような感覚もアレルギー症状の

ひとつである場合があります。

パイナップルでアレルギーがないと思っている方でも、

他のフルーツでアレルギーを持っている方は注意が必要です。

 

なぜなら、桃、りんご、キウイフルーツ、マンゴー、

メロン、オレンジ、バナナなどはパイナップルと

同じ種類のアレルギーを引き起こすからです

 

また、ラテックスアレルギー持ちの方なども

同様なので注意して下さい。

アレルギーは軽症の場合がほとんどですが、

まれに重症となりアナフィラキシーショックを引き起こす

場合があります。これは、アレルギー反応で空気の

通り道である気道がむくんでしまい、気道を塞ぎ、

呼吸が上手に出来ない状態となります。このような

場合は早急に専門的な治療が必要になってくるので、

口や喉が腫れてきたり息苦しさが出てきたら

すぐに病院へ行くか救急車を呼んで下さい。

 

最悪治療が遅れてしまうと呼吸が停止し、死に至ってしまいます。

 

パイナップルの食べ過ぎはお腹ゴロゴロして胃痛や腹痛・下痢の原因になるか

パイナップルを食べると胃が痛くなってしまう方が

いらっしゃいますよね。

私も空腹にパイナップルを食べてとても苦しい思いを経験したことがあります。

これはブロメラインというタンパク質分解酵素が原因です。

 

パイナップルを食べることで食道や胃といった

消化器官を保護している粘膜のタンパク質を分解してしまい、

胃や腸を荒らしてしまうのです。

 

適量を食べる分には全く問題はないのですが、大量に食べてしまうと

粘膜が溶かされてしまい、胃痛を引き起こしてしまいます。

またパイナップルは胃痛だけでなく、腹痛・下痢を

引き起こすこともあります

 

これはブロメラインが原因だけでは

なく、ラテックスアレルギーも原因のひとつといわれています。

 

ゴム製品等に含まれるラテックスへのアレルギーをもつ人の

約半数果物アレルギーを合併していると言われています。

パイナップルやキウイといったフルーツによるアレルギーは

ラテックスアレルギーとの交差抗原性があると言われており、

これをラテックス・フルーツ症候群とも言います。

 

そのため、ラテックスアレルギーの症状を持っている人は

パイナップルでも同様にアレルギーを起こすことがあり、

パイナップルを食べると腹痛や下痢となることがあるのです。

 

またパイナップルの果肉は繊維質で、食物繊維が豊富に

含まれています。特に水に溶けない不溶性食物繊維が豊富なので、

適量であれば腸内で水分を吸収し、便秘を解消してくれる働きがあります。

 

しかし食べ過ぎてしまうと逆効果で消化不良を起こし、

腹痛と下痢になってしまう可能性があるのです。

便秘がちな女性には嬉しい食物繊維ですが、元々の体質で

下痢になりやすい人は食べ過ぎに気をつけた方がよさそうですね。

 

ではどのくらいが適量なのかというと、およそ200gが

適量と言われています。パイナップルの200gは

カットパインで約20切れです。1度に20切れ食べることは

あまりないとは思う位多い印象ですよねしかし自分でカット

する場合などは食べ過ぎないようにするために

目安にしておくと良いでしょう。

 

パイナップルを食べたら舌から出血するのはなぜか

パイナップルを食べ過ぎて口がひりひりしたり、出血した

経験はありませんか。特に小さいお子さんなどはその傾向があり、

痛がって食べなかったりすることもありますよね。

 

実は私も幼い頃に経験したことがあります。

アレルギーではなかったのですが、喉や口がひりひりした

ことを覚えています。その記憶があるため大人になるまで

パイナップルはあまり得意な果物ではなかったです。

 

私と同じような経験をした人は少なくないかもしれませんね。

舌が出血する原因もタンパク質分解酵素であるプロメラインです。

人間の口の中や唇の粘膜もタンパク質で出来ています。

このためブロメラインが口の中や唇の粘膜まで

溶かしてしまうことがあるのです。ブロメラインは

かなり強力な成分なのですね。しかし悪い成分というわけ

ではないのですよ。料理をする人ならおなじみですが、

よくパイナップルのすりおろしやパイナップルジュースで

お肉を漬け込んでおくと海外産のお肉も国産のように柔らかくなると

言われていますよね。それはこのブロメラインが肉を溶かすことで

軟らかくしているのです。

 

それと同様のことが人間の体の中でも起きてしまい、元々皮膚が

弱い方や小さいお子さんは特に食べ過ぎたりしてしまうと

喉がイガイガしたり出血してしまうのです。

 

更にあまり熟していないパイナップルにはシュウ酸カルシウムが含まれており、これも痛みやかゆみ、出血、腫れなどの原因となります。

体を溶かしてしまうなんて、なんだかとても怖い食べ物のように感じてきましたね。

 

パイナップルを食べすぎて気持ち悪いときの対処法

パイナップルを食べ過ぎて気持ちが悪いとき、どのようにしたら早く回復するのでしょうか。

牛乳などの乳製品を摂る

パイナップルを食べて胃が痛くなったり気持ちが悪くなった時は、

牛乳やヨーグルトなどの乳製品をとるとよいでしょう。

 

乳製品にはタンパク質が含まれているので、消化酵素である

ブロメラインと結合することで食道や胃の粘膜にかかる負担が

軽減すると考えられます。

牛乳を飲んで体のタンパク質の代わりになってもらいましょう。

胃薬を飲む

荒らした胃を保護するために胃薬を飲むのもおすすめです。

漢方薬の胃薬だと消化を助けてくれる作用がメインになってくるので、

胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜を保護してくれる成分の入った胃薬を

飲むと良いでしょう。

長く続く場合は病院へ

上記の対策を行っても胃が痛い状態が続くようであれば、

アレルギーを疑うべきなので、改善がみられない場合は病院へ

行くことをおすすめします。

 

パイナップルで唇が腫れるときの治し方

残念ながら、パイナップルで唇が腫れたのをすぐに

治す方法は現段階では存在しません。唇が腫れるというのは

口腔アレルギー初稿群とよばれるものの症状のひとつです。

 

口腔アレルギー症候群とは、アレルギーの原因である

果物や野菜を食べると、15分以内に口や喉のかゆみや

イガイガする感じが現れることをいいます。

 

したがって、パイナップルを食べて15分以内に

唇が腫れてきたという方はアレルギーである可能性が高く、

病院で処方された抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を

飲む必要があるので症状が現れたら病院へ行くのをおすすめします。

 

まとめ

甘くておいしいパイナップルですが、甘い果実とは裏腹に

外側のトゲトゲのように危険が潜んでいることも

忘れないようにしましょう。

 

また食べる際は適量を食べるか、大量に食べる場合は加熱してから食べることをおすすめします。

 

一度60℃以上の熱を加えるとブロメラインの影響はなくなると

いわれているので、食後の不快な症状をなくすことができます。

不安な方は加熱してから冷やして食べると良いでしょう。

 

また、美味しいパイナップルの見極め方は、底の皮が黄色く

なっていれば熟している証拠で、さらに上の方まで黄色であれば

食べ頃なのだそうですよ。シュウ酸カルシウムの影響も

なくすためにできるだけ熟したパイナップルを選んで食べるように

しましょうね。

 

少しの工夫で安全に幸せな気分を手に入れることが出来るので

皆さん参考にしてみて下さいね。