苦手な人が多い虫の代表格であるゴキブリ。
ミントを栽培するとゴキブリ対策になるという話を聞いたことのある方は多いと思います。
そんなゴキブリに効くミント、実はスペアミントとペパーミントとハッカの3種類のみなのです。
こちらの記事では、ミントを使ったゴキブリ対策の方法やミント栽培の注意点などをまとめております。
自宅での栽培を考えている方の参考になったら嬉しいです。
ミント栽培でゴキブリなどの虫除けができる!
ミントといって思いつくのは、歯磨き粉やガムなどのスーッとした清涼感のある香りですよね。人にとってはいい匂いだと感じるのですが、ゴキブリなどの害虫はこの匂いが大嫌いです。
ただ、家じゅうをぐるっと囲むように栽培するのは手間ですし現実問題難しいですよね。ゴキブリ対策としてミントを栽培するのに適した場所で育てるようにしましょう。
ゴキブリは窓や網戸、扉の隙間から入ってくることがほとんどです。ですので、家の外で栽培する場合は玄関の近くや窓の近く、ベランダにて栽培することをおすすめします。
ゴキブリが嫌がるミントの種類とは
では、どのミントを植えたらいいのでしょうか?
ミントと一言で言っても、原種・変種を合わせると100以上もの品種があるといわれています。
虫よけに一番効果があると言われているのは「ペパーミント」です。
ゴキブリが苦手なメントールの配合率が高く、効果の高いミントです。カメムシやクモやアリなどにも効果があります。
また、古くから虫よけとして使用されてきた「スペアミント」も効果的です。こちらは香りが甘いのが特徴で、ツーンとした清涼感のある匂いが苦手な人におすすめのハーブです。
スペアミントにはメントールが含まれておらず、カルボンという成分が多く含まれています。この成分は防虫剤によく使われている成分で、ゴキブリ除けにも効果的です。
そして、ゴキブリに一番効くと言われているのは「ハッカ(ジャパニーズミント)」です。
ゴキブリが苦手なメントールの配合率がミントの中で一番多いため、もっともゴキブリに効くミントだということができます。
また、上の3つほどは強い効果を発揮しませんが、レモングラスやクミンもゴキブリに効果があると言われています。ただ、この二つはやや育てにくいので注意が必要です。
ハッカ油でゴキブリが寄ってくるのはデマ!ただハーブ慣れはアリ
ハッカ油にゴキブリが寄ってくるというのはデマです。
ハッカ油を置いてもあまり効果がないという方は置き方に原因があるのかもしれません。
原因①「濃度が薄い」
薄めすぎると効果が発揮されにくくなります。薄めすぎないように気を付けてみてください。逆に濃く作るという方は肌に触れないように注意して使用するようにしましょう。
原因②「効果がきれている」
ハッカ油の使用期間は一般的に7〜10日ほどとされています。なるべく早く使い切るようにしましょう。また、冷蔵庫で保管した方が長持ちする傾向にあるので保管方法にも気を付けましょう。
原因③「ゴキブリが適応してしまった」
上の二つが原因ではなさそうな場合考えられるのは、ゴキブリが適応してしまったということです。
こうなってしまった場合は違う方法で対策を練る必要がでてきます。殺虫剤などの使用も考えていきましょう。
ゴキブリ対策でミント栽培するときは庭NG【危険】
なぜ、ミントを庭に直接植えてはいけないのかというと、ゴキブリ以上の繁殖能力があるからです。
「ミントテロ」という言葉があるほど繁殖能力がすさまじく、庭にミントを植えてしまうとほかの植物の栄養を根こそぎ奪い、すさまじい勢いで増えていきます。
また、ミントは違う種類のミントとも積極的に交配し、雑種のミントを増やしていくこともあり、その場合はミント特有の香りなどが薄れるためただの雑草のようになってしまう性質もあります。
ミントを庭に植えると、庭がミントに覆いつくされる可能性がありますので、必ず鉢植えをすることをおすすめします。
ゴキブリが嫌いな匂いの芳香剤は有効か
お部屋やトイレ用の芳香剤はほとんど効果がありません。
ゴキブリに効果があり、いい香りのするものを使用したい場合は芳香剤ではなく、アロマを使用することをおすすめします。
アロマディフューザーを使用したり、アロマスプレーを作ってお部屋で使用することでゴキブリが入ってくるのを防ぐことが期待できるだけでなくリラックス効果などを得ることができます。
まとめ
今回はゴキブリ除けになるミントについてまとめてみました。参考になりましたでしょうか?
ゴキブリ除けとして栽培するのなら3種類のミントから選んでいただき、必ず鉢植えにするようにしてくださいね。
ミントやアロマには殺虫効果はありませんので、すでにお家の中で繁殖している場合には強い効果は発揮しません。家の中に入ってくるのを防ぐ目的で使用するようにしましょう。