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【太刀魚は食べ過ぎると危険】皮に毒があるか、アニサキスになる確率などを紹介!刺身は次の日も食べられるか適切な食べ方を解説

夏から秋にかけて旬となる太刀魚。

淡白な見た目ですが、ほどよく脂がのっていておいしい魚ですよね。

ついついたくさん食べたくなってしまいますが、

実は食べ過ぎには注意が必要な魚なんです。

それは淡泊な見た目にもかかわらず、意外と高カロリーだから。

 

今回は注意したいポイントを具体的にお伝えしていきます。

 

太刀魚を食べ過ぎるとよくないといわれる理由

太刀魚を食べ過ぎるとよくないといわれることがあります。

それは淡泊な見た目にもかかわらず、意外と高カロリーだから。

太刀魚は100gあたり266kcalです。

真鱈が77 kcal、真鯛が142 kcalなので、スーパーでよく見かける白身魚と比べるとカロリーが高いことがわかります。

30分ジョギングをすることで消費されるカロリーが200~280kcalくらいと言われているので、

ダイエット中の方は食べ過ぎに注意したほうが良さそうですね。

 

太刀魚の皮には毒があるのか

太刀魚のキラキラとした皮には「グアニン」という物質が含まれています。

このグアニン、以前は魚釣りで使うルアーや、人工真珠、マニキュアのラメなどにも使われていたそうです。

加熱すれば問題ありませんが、鮮度が落ちた太刀魚を皮がついたまま刺身で食べると

グアニン中毒を起こすことがあります。

皮と身の間には旨味が凝縮されているので、皮付きで食べたいところですよね。

その場合は必ず釣りたての鮮度の良い太刀魚を使いましょう。

 

太刀魚でアニサキスになる確率

太刀魚でアニサキスになる確率はそれほど高くないと言えるでしょう。

1000 万円の宝くじが当たる確率と同等というデータもあります。

とはいえ、アニサキスが原因の食中毒は全食中毒発生件数の40%を占め、

年間300-400件ほど発生しているので注意は必要です。

 

近年ではニュースに取り上げられることも増えてきたアニキサスですが、

ここでは改めてどんなものなのか確認してみましょう。

アニサキスは寄生虫の一種で、サバやサケ、イカなどの魚介類に寄生しています。

魚介類に寄生しているアニサキスは幼虫で、体長は2-3cmくらい。太めの白い糸のような見た目です。

白身魚の場合は、色が似ているため目視では見逃してしまうことがあるかもしれません。

アニサキスは寄生する魚介類が生きている間は主に内臓に寄生していますが、

死亡して時間が経過すると筋肉に移動します。

新鮮なうちに内臓を除去してしまえば、筋肉に移動する前にアニサキスを排除できる可能性が高まります。

アニサキスによる食中毒は、アニサキスが寄生している魚介類を生で食べた時に、

まれに人の胃壁や腸壁に侵入することで引き起こされます。

アニサキスが寄生した魚介類を生で食べたとしても、必ず食中毒になるわけではないようです。

ですが、もしも食中毒になってしまった場合は激しい腹痛、や吐き気、嘔吐、じんましんなどの症状が出るため、

できる限り避けたいですね。

 

厚生労働省のホームページでは消費者へ向けて以下のように注意喚起しています。

・魚を購入する際は、新鮮な魚を選ぶ。また丸ごと購入した場合は速やかに内臓を取り除く

・内臓を生で食べない

・目視で確認し、アニサキスを除去する

 

他に有効な対策として、アニサキスは60℃で1分以上加熱する、または-20℃で24時間以上冷凍するという方法があります。

そうすればアニサキスは死滅するため安全に食べることができます。

 

アニサキスになる確率は高くありませんが、安心して太刀魚を味わうためにしっかり予防・対策しましょう。

 

太刀魚の刺身は次の日も食べられるか

太刀魚の刺身は当日中に食べきるのが原則です。

グアニン中毒やアニサキス中毒を避けるためにも、刺身は鮮度の良い状態で食べましょう。

余ってしまった場合は、次の項目でご紹介する調理法を試してみてはいかがでしょうか。

 

太刀魚の食べ方

太刀魚はクセがないため調理法を選びません。

和風、洋風、どちらの料理にもアレンジできてしまう優秀な魚です。

塩焼き、煮付け

シンプルに味わうなら塩焼きや煮つけがおすすめです。

太刀魚は身が薄いのでフライパン一つで調理できてしまいます。

身が崩れやすいので、煮つけを作る際は落し蓋をして煮汁の中で太刀魚が動かないようにしましょう。

 

フライ

白身魚なので、フライも相性抜群です。

青じそと梅肉を身の上に置き、くるくると巻いて揚げると、見た目も華やかになります。

子供さんもパクパク食べてくれそうですね。

 

刺身

中でも私の一押しは、やっぱり刺身です!

太刀魚はDHA・EPAが豊富に含まれています。

DHA・EPAは熱に弱く酸化しやすいので、新鮮な太刀魚が手に入った時は刺身で食べるのがおすすめです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は太刀魚についてまとめました。

・カロリーが気になる方は食べ過ぎに注意!
・刺身を皮付きのまま食べる時は鮮度の良いものを選ぶ!
・刺身は原則当日中に食べきる!

グアニン中毒やアニサキス対策のためにも、上記のポイントを押さえれば問題ありません。

これから旬を迎える太刀魚。ぜひ美味しく味わいましょう。