寒くなってくるとエアコンの暖房をつける方も多いですよね。
過ごしやすい秋はエアコンと無縁に過ごせたから
夏以来だなあ、なんて久々に暖房をつけてみたら・・・
「臭い！！！」
と鼻が曲がりそうな臭いに慌ててエアコンをオフにした、
なんていう方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はエアコンから異臭がするときの対処法を取り上げたいと思います。
体に悪そうな臭いですが、
エアコンを掃除すればちゃんと解消されますのでご安心ください。
エアコンのフィルター掃除で臭いを解消！
エアコンを起動したときに感じる臭いの原因は、
エアコンの内部に増殖したカビや雑菌の臭いです。
暑いときや湿気が多いときに冷房や除湿を使った後、
エアコン内部のクリーン運転を行わないで電源を落とすと、
内部は湿ったままの状態になるのでカビが発生します。
フィルターが手入れされておらず埃まみれだと、
埃を栄養源にカビもどんどん増殖していくことになります。
なので、エアコンの異臭を解消するために、
まずはフィルターの掃除をしましょう。
フィルターを掃除しただけで臭いが改善される場合があります。
フィルターの掃除
1.エアコンからフィルターを取り外して掃除機で埃を吸い取ります。
2.フィルターを住居用または洗濯用洗剤で、スポンジや歯ブラシを使って水洗いします。
3.洗い終えたら日のあたる場所に干して完全に乾かします。
陰干ししかできない場合、ドライヤーなどを使ってで完全に乾かしてください。
生乾きだとまたカビや雑菌が発生してしまいます。
カビ対策にはこまめなフィルター掃除が重要！
エアコンで冷房や除湿を使った直後は
エアコンの内部に水滴が残っているのでカビが生えやすいです。
冷房や除湿を使った後は送風運転やクリーン運転で乾かすようにしてください。
エアコン内部を乾燥させるため、
停止1時間程前から送風運転に切り替えると良いでしょう。
これによってカビの発生を大きく抑制することができます。
エアコンの臭いを取る掃除でスプレーは良くない！？
エアコンの臭いを取るためにフィルターを掃除する方法を提案しました。
ですがエアコンのフィルターを掃除しても臭いが解消されない場合があります。
なぜなら、フィルターの奥にあるフィン（方向を変えるハネ）や送風ファン、
フレームや部品にもカビがこびりついている可能性があるためです。
フィルター掃除だけではエアコン内部のカビや雑菌は取り除くことが出来ません。
その場合にはフィルターだけでなくエアコン内部も掃除する必要があります。
内部の掃除は市販の洗浄スプレーを使って自分でやる方もありますが、
正直これはお勧めできません。
何故かというと、理由は3つあります。
一つ目、
スプレーには噴射する距離に限界があるので、臭いの元まで届かない可能性もあること。
二つ目、
掃除した後は、洗濯物のように最後に水洗いで汚れを落とさなくてはならないのですが、
スプレーでは十分に洗い流せず、内部のどこかに汚れが残ってしまう可能性があること。
三つ目、
エアコンの内部には、水濡厳禁の部分もありますが、
そこへスプレーをかけてしまうと火事の原因になる可能性があること。
実際に洗浄液をかけたことで発火した例もあります。
こういった問題が出てきますのでエアコン内部の掃除をするときは、
プロの業者にお願いすることをお勧めします。
エアコン掃除は業者の方が根本的な臭い問題も解決できる！
自分で掃除しようと思うとなかなかエアコン内部の奥まで手が届かず、
臭いの原因がそのままとなってしまうことがあります。
きちんと原因の元を断ちたいのであれば、プロにお願いしてしまうのが一番です。
一言にプロといっても
色々あってどこに頼めばいいか分からないなんて疑問もあると思います。
一番のお勧めは、費用はおよそ2～3万円ほどかかってしまいますが、メーカーです。
費用もピンキリで1万円以下で請け負ってくれる業者もありますが、
そういった業者では見えない場所まで掃除してくれないので、
自分で掃除したのと変わらない結果になることも多いです。
中途半端な掃除にならないように、
高い専門知識を有する業者に依頼することをお勧めします。
また、洗浄方法もエアコンをつけたままと分解して取り外した状態とに分かれますが、
しっかり汚れを落とすためにも分解洗浄の方が良いです。
ちなみに、大体3～5年を目安にメーカーへ依頼して洗浄すると良いでしょう。
まとめ
寒くなってくると暖房器具は必須アイテムの一つです。
早い段階でエアコンの調子をチェックして臭いが出てこないか確認しましょう。
臭いが出たときはフィルター掃除で解消されるといいですが、
ダメだった場合は自分で掃除するよりプロに任せることをお勧めします。