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【乾燥機付き洗濯機のデメリットを解説】縦型とドラム式のメリットや電気代の違いと 賃貸でも使えるか紹介!乾かないのは使い方次第で防げる

ボタンひとつで衣類の洗濯だけでなく、乾燥まで自動でしてくれる洗濯乾燥機。

手間をぐんっと減らしてくれるので
忙しい社会人やママさんの強い味方として注目を集めています。

なので洗濯機の買い替えを考えた時、
便利な「乾燥機付き」洗濯機を選ぶかどうかで悩む人は少なくありません。

梅雨時や冬場などの季節はどうしても洗濯物が乾きにくいですし
日当たりが悪かったり、日中は仕事などで外出していていたりすると
部屋干しも併用しますが、結局乾ききらずに溜まる一方。

洗濯物をしっかり乾かすためにも
乾燥機が欲しくなりますよね。

でも乾燥機付き洗濯機は安い製品でも数万円、
高いなら20万円を軽く超えてしまうので、
気軽には決めにくいものです。

私自身、夫婦で何度も家電量販店に足を運んであれこれ見て
納得したときにようやく購入に至ったので強くそう思います。

だからこそ、購入するときに悩んでしまう人が多いのもよくわかります。

乾燥機付き洗濯機はメリットだけでなくデメリットも多く、
実際に購入したもののデメリットから乾燥機能を使うのをやめたという人も多い現状が物語っています。

では具体的にどんなデメリットがあるかというと次の9点です。

  1. 本体価格が高い
  2. 洗濯機より本体サイズが大きい
  3. 乾燥機を使う度にフィルター掃除が必要
  4. (週1程度)排水フィルターの掃除が必要
  5. 電気代が高くなる
  6. (乾燥機)稼働音がガタガタうるさい
  7. 衣類にしわができやすい
  8. 頻繁に乾燥機にかけていると衣類の傷みが早い
  9. (ドラム式洗濯機)子供の窒息死事故があった

ただそれを補うくらいの、
(私からすればデメリットを上回るほどの)次のようなメリットもあります。

  1. 洗濯物を干す手間が省ける
  2. 洗濯機のカビ予防になる
  3. 乾燥機を別に買ったときと異なり設置場所は1台分でいい
  4. 天候に作用されず衣類を乾かせる
  5. 衣類に花粉がつく心配がない
  6. 洗濯物を干すスペースがいらない
  7. 時間を選ばず洗濯できる
  8. 乾いていない衣類が溜まるのを防げる
  9. 外に干さないのでプライバシー保護になる

 

乾燥機つきの洗濯機が必要かどうかは使う人の環境や状況にもよりますので、
乾燥機付き洗濯機のメリット・デメリット、
私自身が3年以上使用してみての感想レビューを合わせてご紹介しますので、

「自分にとって乾燥機つき洗濯機を購入するのはデメリットを上回るメリットがあるのか」

後悔しないよう洗濯機の購入前にじっくり考えてみてくださいね。

 

ちなみに我が家で使用している洗濯乾燥機はこちらの日立製 縦型洗濯乾燥機です。
始めは夫婦2人なのにこんなに大きなものどうかなと思いましたが
今ではなくてはならない大事な洗濯機です。

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  1. 「乾燥機付き洗濯機」の種類
  2. 乾燥機付き洗濯機のデメリット
    1. 本体価格が高い
    2. 洗濯機より本体サイズが大きい
    3. 乾燥機を使う度にフィルター掃除が必要
    4. (週1程度)排水フィルターの掃除が必要
    5. 電気代が高くなる
    6. (乾燥機)稼働音がガタガタうるさい
    7. 衣類にしわができやすい
    8. 頻繁に乾燥機にかけていると衣類の傷みが早い
    9. (ドラム式洗濯機)子供の窒息死事故があった
  3. 乾燥機付き洗濯機のメリット
    1. 洗濯物を干す手間が省ける
    2. 洗濯機のカビ予防になる
    3. 乾燥機を別に買ったときと異なり設置場所は1台分でいい
    4. 天候に作用されず衣類を乾かせる
    5. 衣類に花粉がつく心配がない
    6. 洗濯物を干すスペースがいらない
    7. 時間を選ばず洗濯できる
    8. 乾いていない衣類が溜まるのを防げる
    9. 外に干さないのでプライバシー保護になる
  4. 乾燥機付き洗濯機【縦型洗濯機の場合】
  5. 乾燥機付き洗濯機【ドラム式洗濯機の場合】
  6. 乾燥機付き洗濯機にかかる電気代の目安
    1. 洗濯するときの電気代と水道代
    2. 乾燥するときの電気代
    3. 乾燥機つき洗濯機の電気代で一番経済的なものはどれか
  7. 乾燥機つき洗濯機の電気代を節約するコツ
    1. 電気料金プランを見直す
  8. 乾燥機付き洗濯機は賃貸でも使える
  9. 乾燥機付き洗濯機で乾かないときは使い方に原因がある
    1. 【参考】洗濯容量と乾燥容量の決め方
  10. 乾燥機付き洗濯機がおすすめの人
  11. 乾燥機つき洗濯機は縦型とドラム式のどちらがいいか
  12. 乾燥機付き洗濯機のデメリットまとめ

「乾燥機付き洗濯機」の種類

乾燥機能付き洗濯機とは、
そのまま文字通り1台で洗濯機と乾燥機の機能を備えた一体型の洗濯機です。

大きく分けて「縦型洗濯機」と「ドラム式洗濯機」の2種類があります。

縦型洗濯機は「乾燥機付き」と「乾燥機なし」、
ドラム洗濯機はほとんどが「乾燥機つき」の洗濯機になっています。

一般的な洗濯機は脱水終了後、洗濯槽から衣類を取り出して自分で干す必要がありますが、
乾燥機つきであれば脱水後にそのまま自動で乾燥してくれるので、
洗濯が終わった時は乾いた状態の衣類を畳むだけになります。

そのため、忙しい社会人や小さな子どもがいる家庭では時短になる便利家電として好評です。

では具体的にどんなデメリットがあるか次項でお話しします。

 

乾燥機付き洗濯機のデメリット

乾燥機つき洗濯機の主なデメリットは次の通りです。

  1. 本体価格が高い
  2. 洗濯機より本体サイズが大きい
  3. 乾燥機を使う度にフィルター掃除が必要
  4. (週1程度)排水フィルターの掃除が必要
  5. 電気代が高くなる
  6. (乾燥機)稼働音がガタガタうるさい
  7. 衣類にしわができやすい
  8. 頻繁に乾燥機にかけていると衣類の傷みが早い
  9. (ドラム式洗濯機)子供の窒息死事故があった

 

本体価格が高い

乾燥機付き洗濯機は、洗濯機だけのものに比べて本体価格が総じて高めです。
そのためどうしても導入コストが高い点が大きなデメリットです。

どの程度価格が違うかというと、
大体の目安としては次の通りです。

洗濯機 25,000円 ~ 100,000円
乾燥機付き洗濯機 縦型 100,000円 ~ 200,000円
ドラム式 170,000円 ~ 350,000円

乾燥機付きの洗濯機でも、縦型よりドラム式の方が高くなります。

洗濯機より本体サイズが大きい

乾燥機能を備え付ける分、洗濯機だけのものに比べると
本体サイズが大きくなってしまいます

縦型の場合は、洗濯機と乾燥機付き洗濯機で
そこまで大きな差を感じませんが、
ドラム式の場合は、洗濯蓋を手前に開いて使う分、
縦型より前方に突き出した形状になっており、とくにサイズの違いを感じます。

乾燥機を使う度にフィルター掃除が必要

乾燥機を使う場合は、排気フィルターと糸くずフィルターに溜まったゴミを
その都度掃除する必要がありますので
お手入れの手間が増えます。

ただ一方で、毎回こまめに掃除していると1分かからずに終わるので
洗濯物を干しているときの手間に比べるとそこまで負担は感じません。

(週1程度)排水フィルターの掃除が必要

週に1回程度の頻度で排水フィルターの掃除も必要です。
こちらは前項のフィルター掃除に比べるとやや手間かもしれません。

洗濯機本体下部の排水フィルターに絡まった髪の毛などのゴミを取り除く作業です。

これをサボると洗濯物が臭うことがあるので
サボることはできないので気を付けてください。

ちなみにちゃんと定期的に掃除をしていれば臭いません。

手間は手間ですが、この掃除も3分もかからずに終わるので、
毎回洗濯物を干すよりは負担が少ないです。

電気代が高くなる

後程詳細に述べますが、
洗濯機だけを使用していた時に比べると、
乾燥機を使うとその分電気代も高くなります。

(乾燥機)稼働音がガタガタうるさい

乾燥機を回すと触るとガタガタ大きな音を出して大分うるさいです。

ただ設置方法や乾燥させている衣類の量、本体と周囲の壁・家具との距離などによって
音の大きさを抑えることができますし、
稼働させている間、室内の扉をしめておけば
少なくとも他の部屋まで響くほどではありません。

実際、我が家では夜間に乾燥機を回すことも多いですが、
扉2枚隔てたら全く気になりません。

1歳の子供もぐっすり寝ています。

さすがに扉が開いていると気になりますが…(^^;)

最新の乾燥機付き洗濯機はさらに騒音対策に力を入れているので
私が使っているものよりさらに音は抑えられていますから
これから買う場合にはそこまで気にしなくても大丈夫かと思います。
(家の扉を全オープンにしているなら気になるかもしれませんが)

衣類にしわができやすい

これは縦型の乾燥洗濯機の場合にいえることですが、
縦型の場合はドラム式に比べて皺ができやすいです。

ドラム式洗濯機は空気を含ませて乾燥させるので
あまりシワもできないのですが、
縦型の場合はかなりしわができるので
気になる方は洋服にアイロン掛けする必要があります。

ちなみに私はしわが出来ても気にならない服やタオル、
下着類を中心に乾燥させているのでアイロンがけはしていません。

頻繁に乾燥機にかけていると衣類の傷みが早い

毎回、洗濯するたびに乾燥機をかけていると、
服が受けるダメージも大きいので傷みやすくなります。

ただこれは、乾燥に強い素材の洋服中心にすればあまり気になりません
そうすると服を分ける必要もなくなるので
個人的にはとても楽になりました。

(ドラム式洗濯機)子供の窒息死事故があった

乾燥機つき洗濯機の中でも、
ドラム洗濯機の購入を検討中の方は絶対に知っておく出来事です。

以前、ドラム式洗濯機に5歳の子どもが入りこんで窒息死した事故がありました。

ドラム式の扉は手前に引くタイプで子供でも手が届く位置にあり、
好奇心がいっぱいの幼い子にとってはついつい入ってみたくなるために、
こどもが入ってしまわないか注意が必要です。

ちなみにその対策として
ドラム式洗濯機にはチャイルドロック機能がついています。

チャイルドロックをきちんと使っていれば危険はありませんので
お子さんのいる家庭では忘れずに使うようにしてください。

 

乾燥機付き洗濯機のメリット

これまで乾燥機つき洗濯機のデメリットばかりお話ししましたが、
それと同じくらい、私にとってはデメリットを上回るくらいのメリットがあります。

  1. 洗濯物を干す手間が省ける
  2. 洗濯機のカビ予防になる
  3. 乾燥機を別に買ったときと異なり設置場所は1台分でいい
  4. 天候に作用されず衣類を乾かせる
  5. 衣類に花粉がつく心配がない
  6. 洗濯物を干すスペースがいらない
  7. 時間を選ばず洗濯できる
  8. 乾いていない衣類が溜まるのを防げる
  9. 外に干さないのでプライバシー保護になる

洗濯物を干す手間が省ける

なにより一番のメリットだと思います。

洗濯をするときにもっとも時間がかかるのが、
衣類などを干す作業です。

洗濯機から衣類を取り出して、ハンガーなどにつるして外に干して、
という手間がなくなりますので時短になります。

特に、仕事で干す時間がとれない人や
子育てで忙しいママさんパパさんにとっては大変魅力的です。

洗濯機に衣類などを入れてボタンを押すだけで済むので
洗濯機から取り出してそのまま着ることも可能です。

私は翌朝着替え前に洗濯機から取り出して着替えることもしょっちゅうです。

洗濯機のカビ予防になる

乾燥機を使うと、洗濯機本体が高温になるので
洗濯槽までしっかり乾燥させられます。

そのためカビの発生を予防することにつながります。

乾燥機を別に買ったときと異なり設置場所は1台分でいい

乾燥機単体を買って設置した場合は
乾燥機のスペースも必要ですが、
洗濯乾燥機は1台分の設置スペースで済むので省スペースです。

天候に作用されず衣類を乾かせる

これも大きなメリットです。

雨が降っていたり天気が悪かったりすると、
洗濯をしてもなかなか乾かず困らされることもしばしば。

ですが乾燥機を使えば梅雨時や冬場など乾きにくい時期でも気にせず
洗濯物を乾かすことができます。

我が家は乾燥機のおかげでこの冬もらくらく洗濯できました。

衣類に花粉がつく心配がない

花粉症の人の大きな悩みが花粉シーズンの外干し。

洗濯物を取り込むときや着替えるときなど、
服についか花粉で辛い思いをしていましたが、
洗濯機の中で乾燥させてくれるので
花粉に悩まされることもなくなりました。

洗濯物を干すスペースがいらない

賃貸の場合など、住まいによっては十分な洗濯物を干すスペースがないケースもあります。

乾燥機で衣類を乾かすことができれば干す必要もないので、
スペースも不要になります。

時間を選ばず洗濯できる

日中は仕事で外出している人や
朝は家事や育児など様々な事情で忙しくて洗濯機を回せない人など、
できれば夜間に洗濯して衣類を乾かしてしまいたいときに大活躍します。

我が家は子供が生まれるまでフルタイム共働き夫婦で
日中は基本的に家にいなかったため
洗濯物は外に干せず、自然と夜洗濯していました。

ですが夜の室内干しはなかなか乾かず、
出勤して帰宅するまで乾かないから干しっぱなしということもしばしば。

ですが、これによって朝起きた時には洗濯が終わっている!という状態で
とても楽になりました。

乾いていない衣類が溜まるのを防げる

外干ししても洗濯物が乾きにくい冬や梅雨の時期、
日当たりが悪くて外に干せず部屋干ししているときなどは
どうしても乾ききらない洗濯物がありました。

ですが乾燥機にかけることでしっかり乾かすことができるようになり、
洗濯物が溜まっていく事態がなくなりました。

外に干さないのでプライバシー保護になる

外に干していると、
干している衣類の種類や数などから家族構成がまるわかりなので、
泥棒などの心配もあります。

ですがすべて室内で完結してしまえば
外に干す必要もないので防犯面でも安心です。

 

乾燥機付き洗濯機【縦型洗濯機の場合】

ここまで乾燥機付き洗濯機自体のメリット・デメリットについて触れてきましたが、
「縦型洗濯機」「ドラム式洗濯機」のどちらを選ぶかによるメリットデメリットがあります。

縦型洗濯機の場合は、円柱の洗濯槽に水を溜め、
水の遠心力と衣類同士を擦り合わせることによって洗浄しますので、
しつこい泥汚れなどもしっかりと落とすことができるのが特徴です。

一方で乾燥に時間がかかる、シワになりやすいといったデメリットがあります。

メリット
・洗浄力が高い
・本体の設置スペースが小さく済む
・ドラム式と比較して安価
デメリット
・節水性に劣る
・衣類が絡みやすくてシワ・傷みができやすい
・大きな洗濯物の出し入れがしづらい

洗濯槽が縦型なので本体がスリムで、
設置面積が比較的小さく済みます。

そのため洗濯機置き場周辺を広く使えますし、
設置スペースが限られている賃貸で重宝します。

本体価格がドラム式に比べて安いところも魅力的です。

一方で、大量の水を使うためは節水性がいまいちで
こすり洗いをするため衣類が絡みやすく、傷みやすいです。

さらに、毛布などの大きな洗濯物を洗う場合は、
上から出し入れするため、面倒である点もデメリットです。

ただ、小学生から高校生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、
汚れの多い洗濯物が多く出ますので人気があります。

またヒーター式の乾燥機能で電気代が高めになり、
使用頻度によっては節約には向かないかもしれません。

 

乾燥機付き洗濯機【ドラム式洗濯機の場合】

入り口が斜めに、手前側に扉を開いて使うドラム式洗濯機は、
洗濯槽も斜めまたは横に回転するので、
衣類が上に行っては落下する動きで「たたき洗い」をして洗浄します。

この叩き洗いはこすり洗いに比べて衣類の傷みが少なく、
また水も少量ですむので節水効果が高いですが、
汚れ落ちは縦型に劣ります。

 

メリット
・節水性が高い
・洗濯物が傷みにくい
・本体上部に物がおける
デメリット
・設置にかなりのスペースが必要
・洗浄力がやや劣る
・色移りしやすい
・洗濯途中で洗濯物を追加できない
・縦型に比べて高価
・洗濯運転のみだと仕上がりが最悪

また、ドラム式洗濯機は手前に蓋が付いているので、
本体上部に物を置くことができます。

縦型の場合はフタをあけたときのスペース確保も必要ですが、
ドラム式は本体ギリギリの高さに棚を設置できる点も魅力です。

ただ、洗濯中は本体が振動するので、
直接本体に物を置く場合は、落ちてこないようにするか、
洗濯中は置かないなどの工夫が必要です。

 

デメリットは設置スペースが必要で、本体価格が高いところです。

ドラム式洗濯機は、縦型に比べて設置面積が大きぃ、
洗濯槽の蓋が手前に開くのでそのためのスペース確保も必要です。

横幅も大きいので、洗濯機置き場に収まるサイズか確認が大事です。
中には買ったものの置けなかったので返品したというケースがあります…。

とはいえ最近ではコンパクトタイプも出ていますので、
以前よりは設置しやすくなっています。

縦型に比べて洗浄力が不安との声も多いドラム洗濯機ですが、
温水で洗うなど汚れ落ちの工夫をしているので、
最新機種であればあまり気にしなくてもいいと思います。

実際、両親がクリーニング店を営む友人からは
ドラム式はそこまで洗浄力を不安視することはないと言っていました。

ただ、少ない水で洗うために、色移りしやすいです。
ドラム式洗濯機では、白物と色柄物はしっかり分けて洗うことが大事です。

また、洗濯中に蓋を開けて洗濯物を追加することができない点も
人によっては不便かもしれません。

一番のデメリットは本体価格が高めであることです。
製品によっては30万円を超えるものもあります。

また、ドラム式洗濯機は乾燥までがセットだと考えて使うことをおすすめします。

 

乾燥機付き洗濯機にかかる電気代の目安

乾燥機つき洗濯機にするなら気になるのが電気代。

比較するにあたって見るポイントは次の二つ。

  • 洗濯するときの電気代と水道代
  • 乾燥するときの電気代

縦型とドラム式で電気代・水道代に違いがありますし、
ドラム式洗濯機は乾燥機とセットの面が強いので
電気代を比べるなら洗濯するときにかかるすべてのコストをみておく方が安心です。

洗濯するときの電気代と水道代

洗濯1回分(洗濯から脱水まで)の電気代と水道代は次の通りです。
(シャープ製品を参考にしています)

種類 電気代 電気代+水道代
縦型 3.0円 32.7円
ドラム型 2.0円 21.4円

縦型よりドラム式の方が1回あたりの洗濯にかかる電気代は安くなります。

縦型でも消費電力が少ないものを選べば電気代ももう少し安くなりますが、
いずれにしても縦型洗濯機1回あたりに使う水の量はドラム式より多いので
単純にコストを比較するとやはり縦型の方が高くなります。

洗濯1回あたり多くて10円ほどの差ができるので、
1日一回洗濯するなら1ヵ月で約300円ほど水道・光熱費に差が出ます。

ちなみに省エネ家電の場合は更に金額にずれが生じる点にご注意ください。

乾燥するときの電気代

乾燥機能付き洗濯機には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があり、
乾燥方式によっても電気代に大きな違いが出てきます。

簡単に二つの特徴をまとめると次の通りです。

 

乾燥方式【ヒーター式】

縦型式洗濯機・ドラム式洗濯機ともによく使われています。
電気によって熱を作り、温めた空気を衣類に当てて乾かします。
ドライヤーをイメージするとわかりやすいと思います。

約80℃前後の高温の風をあてて乾かすため、
カラッとした仕上がり、早く乾きます。

デメリットは衣類が縮みやすく傷みやすい点、
ヒートポンプ式に比べて電気代が高くなりがちな点、
洗濯槽内の温度が上がるため、乾燥中は蓋を開けられない点です。

また、ヒーター式には運転中に出る湿った空気を排出する方法で2通りあります。
空気をそのまま放出する「排出タイプ」と、
水で冷却して結露させた水分を排除する「水冷除湿タイプ」です。

「排出タイプ」は洗濯機本体や周囲の温度・湿度が上がり、
「水冷除湿タイプ」は冷却に水を使用するため「排出タイプ」に比べて水道代がやや高くなります。

 

乾燥方式【ヒートポンプ式】

乾燥方式の中でも新しいタイプです。
主にドラム式で取り入れられています。

大気中から熱を集めて、少ない電力で効率的に熱エネルギーを得られるエコ技術です。
給湯器やエアコンなど多くの電化製品に取り入れられています。

ヒーター式に比べて電気代が大幅にカットできることと、
運転時間も短いことがメリットです。

また、温風は60℃~65℃なので、
衣類が傷みにくく、柔らかく上質な仕上がりになるところも特徴的です。

では、「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の電気代にどの程度差があるかというと、
1回あたりの乾燥にかかる電気代は次の通りです。
(シャープ製品を参考にしています)

なお、縦型洗濯機は「ヒーター式」の他に「簡易乾燥機能」がありますが、
簡易乾燥機能は衣類を温風ではない送風のみの機能で完全に乾かすことはできないため、
ここでは除外しています。

洗濯機の種類 1回あたりの電気代
縦型 ヒーター式 59.4円
ドラム式 ヒーター式 50.8円
ヒートポンプ式 16.2円

また、どのタイプの洗濯機であっても乾燥1回あたりの電気代が約50円で収まるので
1日1回使用したとしても月1,500円程度の電気代となり、
実はそんなにかからないので、
洗濯物を干す手間がなくなることを思うと安いと思います。

また、それぞれの乾燥方式を比較すると
「ドラム式」の「ヒートポンプ式」が1番安く、
「ヒーター式」であるなら「縦型」と「ドラム式」の差は10円程度になります。

乾燥機つき洗濯機の電気代で一番経済的なものはどれか

1回あたりにかかる洗濯代(電気代と水道代)と乾燥代(電気代)を
まとめると次のようになります。
洗濯機の種類 洗濯にかかる
電気代+水道代
乾燥にかかる
電気代
縦型 ヒーター式 32.7円 59.4円
ドラム式 ヒーター式 21.4円 50.8円
ヒートポンプ式 16.2円

ドラム洗濯機のヒートポンプ式は本体価格が高いですが、
他のタイプの洗濯機に比べると1年で電気代に1万円近く差が出るので、
単純に使用年数やランニングコストだけを考えたら
節電重視の方や、洗濯を毎日1回以上は行う方には経済的でおすすめだといえます。

 

乾燥機つき洗濯機の電気代を節約するコツ

電気代は洗濯するときより乾燥させるときの方に差がつきやすいです。

乾燥機を使わなければ電気代の節約にもなりますが、
乾燥機つきを求める人にとっては使いたいからこそ購入しているのでそれでは意味がありません。

それに梅雨どきなど悪天候が続く季節や、
忙しくて洗濯物を干す手間をかけられない時には重宝しますので、
できれば活用したいもの。

そのためには効率よく使うよう普段から気を付けることが、
消費電力を減らすことにつながります。

 

まず速乾モードを使わないこと。

乾燥機には通常より早く乾燥できる速乾モードが搭載されているものがあります。

ですが早く乾燥させようとするとその分電気代が高くつきます。
また衣類を傷める原因にもなるので、なるべく使用は控えた方がいいと思います。

 

洗濯物を乾燥容量より多く詰め込みすぎないのも大切です。

メーカーが定める乾燥容量より衣類が多いと、
乾燥により長く時間がかかってしまうので、
電気代もその分高くなってしまいます。

洗濯容量と乾燥容量は基本的に違う機種の方が多いので、注意しましょう。

 

他にも乾燥フィルターをきれいに保つなど、
日頃のお手入れを怠らないことも大事です。

乾燥フィルターに詰まりがあるといつまで経っても乾燥が終わらない、
なんてことになります。
(私は過去にやらかしました…)

本来の運転効率が下がると余計に消費電力をかけてしまうので気をつけてください。

電気料金プランを見直す

電力会社の変更も、節電に大きな効果をもたらす方法の一つです。

今より電気料金の安い会社なら、洗濯機に限らず、
家庭にあるすべての電化製品にかかる電気代を一気に下げることができます。

時間帯で電気代が安くなるプランもありますので、
一度チェックしておくのもおすすめです。

 

乾燥機付き洗濯機は賃貸でも使える

乾燥機のデメリットとして、

  • 本体サイズが大きい
  • 音がうるさい

ということを挙げました。

そのため賃貸物件でも使えるのか不安な方もいるかもしれませんが、
部屋の洗濯機置き場に収まるサイズなら、賃貸でも全く問題なく設置できます。

実際我が家では乾燥機付き洗濯機を設置して毎日運転しています。

ただ置き場の都合で、購入する洗濯機のサイズには制限がありました。

賃貸での失敗談として、サイズをなんとなくで認識していたので、
実際に設置しようとしたら入らなかったという事例があります。

この点だけ注意が必要です。

騒音に関しては、先ほどのデメリットでも触れたように、
正しく設置して、防音処置を行えばかなり抑えることができるので、
隣人が神経質な方でとない限り特に問題ないと思います。

我が家は日中、夜間気にせず回していますが、
設置して3年以上経っても苦情を受けたことはありません。

乾燥機付き洗濯機で乾かないときは使い方に原因がある

乾燥機を使ったのに洗濯物が乾かなかった、という意見もあります。

これは主に次の原因が考えられます。

 

  • 乾燥容量をオーバーした
  • 乾燥する衣類が多い
  • 毛布など大型のものと衣類を一緒に乾燥した

 

私も過去に乾き切っていない状態で乾燥が終わることがありました。

そのときの原因はシーツの詰め込みすぎです。

洗濯乾燥機は洗濯できる量乾燥できる量が違います。
なので、洗濯後に乾燥まで自動で任せたい場合は、
生乾きを防ぐために乾燥容量までしか回せません。

というのも、衣服と衣服の間に温風が吹き込まないと乾燥できないので
洗濯槽に隙間が無いくらいに衣類が詰め込まれていると、
風が通らなかった部分が乾かないため、
何時間乾燥させても生乾きになってしまいます。

 

また、乾燥フィルターはほぼ毎回掃除しないと乾きが悪くなります。
1回おきくらいなら影響ありませんが、
数回サボると動きが怪しくなります。

ちなみに我が家ではフィルター掃除をさぼっていたら
乾燥中に乾燥時間の見直しがしょっちゅう行われ、
普段より余計に1時間以上乾燥モードが続いたことがありました…。
日頃のメンテナンスは大事です。

【参考】洗濯容量と乾燥容量の決め方

参考までに、容量は家族の人数と洗濯の頻度で決めるのが一番です。

1日の洗濯物の量は、一般的に1人あたり1.5kg前後といわれていますので
4人家族であれば6kgの洗濯機を選ぶ、というような判断基準になります。

ただ、週末にまとめて洗濯するケースや、
洗濯物が多いので毎日複数回回すご家庭などは
計算した容量より、少し大きめを選んでおくと安心です。

また、乾燥容量を基準に洗濯機を選ぶのもアリです。

我が家は夫婦2人でしたが、
なるべく乾燥機で洗濯物を乾かしたかったので、
「洗濯容量12kg」「乾燥容量6kg」の一番大きいサイズにしました。
おかげで洗濯物のほとんどを乾燥できるのでとても楽です。

 

洗濯容量と乾燥容量は次のように、
洗濯容量に対して、乾燥容量は大体半分くらいです。

乾燥できる量の加減を覚えていけば、快適に使えるようになります。

洗濯容量 乾燥容量
7kg 3.5kg
10kg 5kg
11kg 6kg
12kg 6kg

 

乾燥機付き洗濯機がおすすめの人

乾燥機つきの洗濯機であれば、
1回あたりの電気代がせいぜい50円程度で、
洗濯物を「干す」「取り込む」という作業が無くなり、
毎日30分~1時間ほど時間に余裕ができます。

ですので忙しくてなかなか時間がとれない社会人の方やママさんにはとてもおすすめです。
ママが洗濯機を回せない・洗濯物を干せないときでも
パパがすることもできますし♪
ただ、洗濯物のシワや傷みが気になる方や
時間に余裕があって洗濯物を干すのが苦ではない方、
あまり困っていない方はあえて乾燥機付きにする必要はないかもしれません。

乾燥機つき洗濯機は縦型とドラム式のどちらがいいか

電気代などのコスト面を考えるとドラム式がおすすめですが、
汚れ落ちは縦型洗濯機に軍配に上がります。

我が家は縦型洗濯機で毎回乾燥機能を使用しているものの、
正直そこまで電気代が高くなったという意識はありません。

ですのでランニングコストよりが求める機能重視で、

汚れ落ちを重視するのなら縦型、
乾燥機能を重視するのならドラム式、

というように、求める機能によって選ぶのをおすすめします。

また、スペースの問題もありますので、
ドラム式を選ぶ場合はその点も特に気を付けてください。

 

なお、縦型の衣類乾燥の皺は結構気になる意見も多く、
「あまりのひどさにアイロンがけが必要になって、かえって余計な手間が増えてしまった」と
乾燥機能を使わなくなってしまったという意見も少なくありません。

それに対して我が家は
あらかじめシワになりそうな衣類はもとから乾燥機にかけないようにしています。

もともと洗濯できる量にたいして乾燥できる量に差があるので、
洗濯した衣類の一部は取り出して乾燥させることで楽をしています。

ちなみに脱水後に衣類を取り出す時、
ついでにそのまま乾燥機にかけるタオルや下着類などを軽く広げておくと
乾燥したときのシワも少なく、畳むときに広げればほぼシワがない状態になります。

 

悩む場合は子どもの年齢やライフスタイルで決めるのもアリです。

保育園児を持つ共働き家庭なら、
毎日子ども用の着替えが複数必要になるので、毎日の洗濯は必須です。

また、服の数が少ない場合はすぐに乾燥させておかないと
保育園に持っていく服がなくなるので、乾燥まで一気に済ませられるドラム式洗濯機がいいと思います。

また、こどもが小学生以降であれば、
部活や外遊びなどで衣類には汗や泥がたくさん付きますので
しっかり汚れを落として洗える縦型洗濯機の方が向いています。

また、子供のいないご家庭でも服が汚れる仕事に就いていたり、
ペットを飼っていて服に毛が付きやすい場合、
在宅介護で汚れだけでなく臭いも付いてしまう場合も、
洗浄力の高い縦型がいいと思います。

 

その一方で、洗い方や干し方などにあまりこだわりがなく、
洗濯の手間を減らすことを重視される方はドラム式がおすすめです。

 

乾燥機付き洗濯機のデメリットまとめ

乾燥機付き洗濯機には次のようなデメリットがありますが、
導入コストや本体サイズ、電気代以外は
正直工夫や慣れで解決できるかなというのが
縦型洗濯機を3年以上愛用している私の意見です。

  1. 本体価格が高い
  2. 洗濯機より本体サイズが大きい
  3. 乾燥機を使う度にフィルター掃除が必要
  4. (週1程度)排水フィルターの掃除が必要
  5. 電気代が高くなる
  6. (乾燥機)稼働音がガタガタうるさい
  7. 衣類にしわができやすい
  8. 頻繁に乾燥機にかけていると衣類の傷みが早い
  9. (ドラム式洗濯機)子供の窒息死事故があった

当初はフルタイム共働きで時間がないので乾燥機を利用していましたが、
子供が生まれた今は育児にかける時間が増えて
他のことをする時間的余裕がないことから
洗濯物を干す手間がない乾燥機はいまだに有難い存在です。

洗濯機だけのものに比べると
乾燥機つきは価格もランニングコストも高いですが、
1回あたりの乾燥にかかる電気代はせいぜい50円程度ですし、
一月使っても1,500円程度

この金額で時間と心の余裕を買えるなら安いものだと思います。

 

ただ乾燥機つき洗濯機を買うときは
どのタイプにしろ、次の3つに注意して選んでくださいね。

  1. 洗濯・乾燥容量
  2. 本体サイズ
  3. メンテナンスのしやすさ

また、洗濯機を置く場所だけでなく、
玄関の扉のサイズや階段や廊下など置き場所までの搬入経路も確認するのを忘れずに!

目安としては、本体サイズから10cm以上のスペースがあれば大丈夫です。

 

洗濯物に悩まされている方は
乾燥機つきの洗濯機にしてスッキリ解決させちゃいましょう!

 

我が家では日立の縦型洗濯乾燥機を使用していますが、
他の洗濯機も気になる方は楽天で人気の洗濯機一覧のページもチェックしてみてくださいね。

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