冬場や梅雨、台風などで雨が続く時期など、
外干しするのは難しくて
やむを得ず室内干しすることもありますよね。
我が家のように共働きで夫婦ともに朝から晩まで家を空けるときは
季節問わず年中部屋干しになります。
でも部屋干しってただ室内に干しているだけだと
全然乾かなくて洗濯物がたまる一方…。
しかも衣類からは嫌な臭いが。
臭いを取るためにまた洗濯しなおして…と悪循環に陥ることがあります。
エアコンをつけてけばまだ乾き具合もマシだろうけど
留守中や夜間にエアコンをつけっぱなしって
電気代の負担も大きくなるし嫌ですよね。
しかもうちの場合は夫がエアコン嫌いで
とすぐ消されてしまい、
エアコンを使った部屋干しはまずできません。
同じように
なんて気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は
エアコンなしでも
しっかり洗濯物を乾かすことはできるんです。
そのコツは次の通り。
- 脱水を2回する
- アーチ型に干す&ずらし干し
- 新聞紙を敷く
- (あれば)乾燥機を使う
また扇風機やサーキュレーターを併用すれば
さらに早く乾かすことができます。
うちはこの扇風機を使ってますが、
市販の扇風機ならどんなものでも大丈夫です!
扇風機ならエアコンと違って電気代の負担を少なく済みますよね♪
除湿機がないとしても扇風機やサーキュレーターだけあれば
部屋干しで洗濯物を乾かすのは十分です。
とはいえ扇風機もただ置くだけでは何もないのと一緒。
嫌な生乾きの臭いを防いで早く乾かすには置き方にも注意が必要です。
そのあたりも含めて
エアコンなしで衣類を手早く乾かす干し方のポイントを
合わせてご紹介します。
我が家はこれですっごくに楽になりました(^^)
部屋干しをエアコンなしで乾かすコツ
洗濯物が乾くには
「温度」「湿度」「空気の流れ」
この3つが重要です。
もともと【洗濯物が乾く】というのは
衣類に含まれる水分を空気中に移動させる
ことを示します。
なので室内の湿度が高いと、洗濯物の水分が空気中に散らばりにくく
「なかなか洗濯物が乾かない」ことになります。
またそれだけでなく、
室温が高いと空気が水分を受け入れる容量も多くなるので
気温が高いときの方が乾きやすくなることになります。
ただ「温度」と「湿度」の条件が満たされていても
空気が流れていないと
空気中に出された水分が周辺に溜まっていて
まだ洗濯物から出きっていない水分の居場所がなくなってしまい
乾きにくくなってしまいます。
なので、
空気をうまく循環すれば、水分を含んだ空気が移動し
常に洗濯物が空気中に水分を出せる状態になるので
洗濯物を乾かしやすくなります。
なので大事なポイントとしては
「湿度」が低く
風を流して「空気を流す」
この3点を意識して洗濯物を乾かせばOKです。
それ以外にも室内干しでより早く洗濯物を乾かすコツがあります。
- 脱水を2回する
- アーチ型に干す&ずらし干し
- 新聞紙を敷く
- (あれば)乾燥機を使う
脱水を2回する
衣類に含まれる水分が少なければその分早く乾くので
洗濯するときに脱水を1回しかしていない場合は2回します。
ただ、おしゃれ着などはそのままだと型崩れしてしまう危険があるので
タオルなどで挟んで水分を吸う方法もアリです。
ちなみに脱水はコースで指定してもいいですが
洗濯機のコース洗いをした後に追加で脱水する方が
衣類のしわがつきにくいです。
アーチ型に干す&ずらし干し
洗濯物をピンチハンガーに干すときは
外側に長いもの、内側に短いものを吊るすように
アーチ型で干すのがお勧めです。
特に乾きにくいもの(綿など)は外側として厚手の衣類などを干し、
薄手の乾きやすいもの(化繊など)は内側に干すだけで、
乾くまでにかかる時間が早くなります。
また、タオルなどハンガーなどに二つ折りでひっかけて干す場合は
ぴったり半分に折るのではなく、
半分ではない位置にずらして折って干す「ずらし干し」が有効です。
この二つを実践するだけで
乾くまでに30分くらい時間が変わった結果もあります。
ちなみにジーンズなどはペタッと二つ折りで干すと
空気の流れが悪いので
普段履いているときのように筒状の立体系で干すといいですよ。
またパーカーなどフードがあるものは
フード部分も重ならないように逆さまにして干すのがお勧めです。
新聞紙を敷く
新聞紙は空気中の水分を吸ってくれるので
洗濯物の下に敷いておくと
衣類から出た水分(湿気)を吸ってくれるので
何もおかないよりただ干すよりも早く乾かせます。
ちなみにこのときのポイントは
新聞紙をきれいに広げるのではなく
クシャクシャのシワ付き状態で敷くことです。
シワの多い状態だと、
床に置いた裏側の新聞紙も湿気を吸ってくれるので
水分の吸収量がUPします。
(あれば)乾燥機を使う
もし洗濯乾燥機や浴室乾燥機があれば
併用するのもアリです。
洗濯物をすべて干すより少しずつ干す方が
衣類と衣類の間隔も取れますし
衣類一つあたりが空気中に出せる水分量も多く取れるので
早く乾かすことができます。
ちなみに入浴後に浴室乾燥機を使うときは、
1時間程度換気して浴室の水分を飛ばしてからにしましょう。
部屋干しはエアコンなしでも扇風機(サーキュレーター)の置く位置で臭いを防げる
部屋干しをするときは扇風機やサーキュレーターを併用すると
更に乾燥時間を短くすることができます。
除湿機がなくても扇風機やサーキュレーターだけで洗濯物は乾きます。
とはいえ扇風機もただ置くだけではあまり効果がでません。
適当に置くと結局いつまで経っても乾かず
洗濯物には嫌な臭いがついてしまいます。
嫌な臭いがつくのは衣類に雑菌が繁殖するためです。
どれだけ丁寧・きれいに洗濯しても
衣類には洗濯槽の雑菌がついてしまいます。
洗濯物が乾くまでに時間がかかると
この雑菌がどんどん繁殖してしまうので臭いが生じてしまうんですね。
なので洗濯物を早く乾かすことができれば
臭いの発生を防ぐことができます。
では手早く洗濯物を乾かすためにはどうするかというと
洗濯物の下側に扇風機を置くことです。
洗濯物に含まれる水分は重力に従って
衣類の下へ下へと溜まってくるので
そこに風を当てることで水分を飛ばしやすくなります。
洗濯物の下に扇風機を置くのが難しい場合は
扇風機の風が衣類の下側にあたる位置でも大丈夫です。
ただしあまり遠い位置に置かないようにしてください。
洗濯物との距離が開くと風の通りも悪くなってしまうので
できれば近くに置いて、
風の向きも平行に首振るようにしてくださいね。
またそのときに洗濯物同士がくっつかないように注意します。
部屋干しで洗濯物の嫌な臭いを防ぐポイント
ちなみに洗濯物の嫌な臭いを防ぐコツは
干し方以外にもポイントがあります。
- 洗濯槽をまめに掃除
- 洗濯が終わったら速やかに洗濯機から取り出す
ちなみに選択するときに使う洗剤と柔軟剤を
「除菌」「抗菌」「消臭」効果のあるものにするのも有効です。
洗濯槽をまめに掃除
洗濯槽にこびりついた雑菌が衣類に取り付き、
その雑菌が繁殖することで臭いが発生しますので、
そもそも洗濯槽にいる雑菌を落とすことができれば
臭いの元をなくすことができます。
洗濯槽の掃除方法は
ホームセンターやドラッグストアで買える洗濯槽クリーナーで大丈夫です。
ただ、洗濯槽クリーナーも
「塩素系」「酸素系」というように種類があります。
それぞれ効果が異なり、
洗濯機の種類によっては使えないことがあるので
説明書でチェックしておきましょう。
ちなみに我が家ではこちらを使っています。
酸素系でガッツリ汚れが落ちます♪
洗濯が終わったら速やかに洗濯機から取り出す
洗濯が終わったあと
そのまま洗濯機の中に衣類を置いたままにしておくと
どんどん雑菌が繁殖していってしまいます。
洗濯が終わったらなるべく時間をおかずに衣類を取り出して
干すようにしましょう。
部屋干しは冬や梅雨も窓開ける方が乾きやすい!
部屋干しというと
締め切った部屋で洗濯物を干すイメージですが、
日中の明るい時間などは窓を開けて干すのもアリです。
というのも、
洗濯物を乾かすために大事な要素の「空気の流れ」が
窓を開けておくことで満たされるからです。
実際に、我が家では窓を開けて換気をしながら干した方が
締め切った部屋の中で干した時より早く乾きました。
ちなみに部屋の中に吸気口がある場合は前回にしておいた方が
より空気も流れやすくなります。
詰まっていると逆に空気が滞るので
まめにお掃除してくださいね。
部屋干しで窓枠など窓際に置くときの注意事項
部屋干しをするときに、
窓枠や窓際のカーテンレールに洗濯物を吊るす方が多いと思います。
日中の日が差す明るい時間なら
太陽からの日差し効果もあって問題ないですが、
夜間の場合はむしろ空気が循環しづらく、
湿気が溜まりやすくなってしまうので
あまり干す場所としてはお勧めできません。
できることなら部屋の中、
室内用物干しスタンドなどを活用して
空気の流れているところに洗濯物を置くようにしてくださいね。
部屋干しスタンドは場所が取りづらいなら
下で紹介しているようなコンパクトタイプがお勧めです。
我が家は賃貸で場所がないのでこちらを使っています。
スタンドを場所もない、という場合は
扇風機を一緒に使うようにして
常に空気が流れて湿気が溜まらないようにしましょう。
ちなみに賃貸の場合はカーテンレールが破損すると
弁償することになる危険があるので出来れば避けて
どうしても吊るす場合でも、重いものは干さないように気をつけましょう。
部屋干しをエアコンなしでするときのまとめ
洗濯物を外に干せればそれが一番ですが、
悪天候のときや花粉の時期など
なかなか外には干しにくいケースもありますよね。
ただ部屋干しでもきちんとコツを抑えて干せば
外干しと変わらずしっかり乾かすことができるので
ポイントを踏まえて実践してみてくださいね♪
冬場の場合はむしろ外干しより室内干しの方が
早く乾くという結果もあるので
無理に外干ししなくても大丈夫です。
生乾き臭い洗濯物にならないよう
しっかり防臭対策をして
洗濯物をためずにスッキリさせちゃいましょう!
生乾きの臭い防止には洗濯槽のこまめな掃除も大事なので
月に一度は洗濯槽も掃除してくださいね。