結婚した直後はなにかと慌ただしく、
実の両親にあれこれお世話になることが多いですよね。
気が付けば家庭を持ってから初めての年末。
お世話になった方に感謝の気持ちを込めてお歳暮を贈る準備をしていると、
ふと「お歳暮って実の両親にも贈った方がいいの?」と
疑問が浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お世話になったという点では贈った方が良さそうだけど、
実際のところはどうなんだろう?
考え始めると、年末年始はお歳暮だけでなく
お年賀もした方がいいのか気になってきます。
そこで、
- 両親にはお歳暮を贈るのか
- お歳暮だけでなくお年賀はどうすればいいのか
- 両親い贈るなら気を付けるマナーは何か
これら3点について詳しくお話していこうと思います。
結婚後は両親にお歳暮を贈るもの?
お歳暮とは本来、日頃お世話になっている仲人や仕事の取引先、上司、
稽古の先生などに贈るもので、身内は含みませんでした。
ですが、最近では仲の良い友人や親族など親しい相手に贈るケースが増え、
お歳暮を身内に贈る家と、贈らない家に分かれ、
家庭ごとに習わしが異なるようになりました。
一般的には贈らないケースが多いですが、
贈ってはいけないわけではないので、
改まってお礼をしたい場合などは贈っても良いと思います。
家によっては贈っているところもあるので、
実の両親に対してであれば、直接確認してみるのも一つの方法です。
場合によっては、
「実家に寄ったときに手土産を渡すくらいでいいよ」
「将来のために使いなさい」
と言ってくれる両親もいます。
もし先に結婚している兄弟がいるなら、
お歳暮をどうしているか確認してみても良いですね。
両親にはお歳暮とお年賀2つを贈るの?
お歳暮と並んで悩まされるのがお年賀。
お歳暮はお世話になった方へ
感謝の気持ちを表すものとして贈るものですが、
お年賀はどういうものでしょうか?
お年賀とは、そもそも年始の挨拶としてお宅を訪れたときに、
神棚や仏壇へお供えするための御歳魂(お年玉)を持っていく習慣のことでした。
これが時を経て、新年の挨拶回りに持参する手土産に変わり、
現在では新年の挨拶のときに添える贈り物になりました。
両親や親戚、身近な方へ直接持参して渡します。
こうしてみても分かるように、
どちらも日頃の感謝と今後も変わらぬお付き合いを願うもので、
実はお年賀とお歳暮に大きな違いはありません。
違う点としては、
- お歳暮は一年の締めくくりとして年末
- お年賀は新年挨拶として三箇日
というように時期だけになります。
両方贈っても良さそうなものですが、
贈る時期が数週間程度の近さなので贈られた方も気を遣います。
過度な贈答は逆に失礼にもなりますので、
一方を贈る予定ならば、一方は不要です。
両親へ贈り物をしたい場合は両方ではなく、
タイミングが合う方を贈ると良いでしょう。
ただ、一般的にはお歳暮を重視される方が多いので、
お歳暮を贈る方が良いかもしれません。
年始に実家へ挨拶に訪れる予定がある場合はお歳暮を贈らず、
お歳暮で贈るものよりややかしこまったものを、
お年賀として持参すると良いでしょう。
お歳暮のマナーは両親に渡すときは?
ではお歳暮を贈る場合、どういったことに気を付ける必要があるでしょうか。
まず、お年賀だけでなく、お歳暮も渡すときは持参するものです。
送付する方が増えていますが、送付は略儀です。
遠方に住んでいる場合は送付で贈りますが、
近いところに住んでいる場合は直接渡しに行きましょう。
渡すものは高価すぎると気を遣わせてしまいますので、
負担にならない程度で大体予算は5,000円前後にしましょう。
実家に住んでいる人数や年齢構成、好みに合うものを選びます。
食べ物の場合は日持ちするものにしましょう。
実家が他から届いたお年賀が多くあるために、
期限が近いと期間内に食べきれない場合があります。
実家で使っているお茶やコーヒー、
洗剤などの日用品の銘柄が分かっていれば、それを贈るのも良いですね。
渡す時期は地域によっても異なりますが、
関東なら12月上旬から、閑静なら12月中旬からなります。
目安としては20日くらいに渡すのが良いでしょう。
お歳暮のまとめ
実の両親に対して贈るかどうかは家庭ごとに異なります。
両親または先に結婚した兄弟がどのようにしているか確認してみましょう。
お歳暮とお年賀の両方を贈るのは、贈られた方が負担になっていまいます。
贈る場合はどちらか一方にしましょう。
一般的にはお歳暮を重視する方が多いので、お歳暮を贈る方が多いです。
年始挨拶に訪れる予定があるなら、お歳暮ではなくお年賀を贈りましょう。
お歳暮を贈る場合は、お年賀同様、直接渡すことが望ましいです。
遠方に住んでいる場合を除き、手渡しで贈るようにしましょう。
お歳暮、お年賀を贈る場合、大切なのは毎年贈ることです。
両親へは父の日や母の日、両親の誕生日など年間を通じて
贈り物をする機会が続きます。
意気込み過ぎないようにしましょう。