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お中元は上司に新入社員から贈るべき? 渡すなら気を付けなきゃいけないマナーって?

お中元は上司に新入社員から贈るべき? 渡すなら気を付けなきゃいけないマナーって?

 

お中元。
学生の頃には考えもしていなかったこの時節の風習、

いったいどうしたらいいものか・・・、
新入社員の方々には、
見当もつきませんよね。


果たして上司に贈るべきなのか、贈るときのマナーなど、
気になる情報をまとめてみました。

上司にお中元は贈るべきか 新入社員の皆はどうしてる?

上司にお中元は贈るべきか 新入社員の皆はどうしてる?

ひと昔前のサラリーマン社会なら、
おそらく「贈る」という選択
になるところですが、
今は贈らないことの方が多いです

企業によってはお中元・お歳暮のやりとりを禁止している場合もあります。

 

そうは言っても、その風習が完全になくなっているわけではありません!

古くからの歴史ある企業や一流企業、少人数で和気あいあいとした社風の企業などでは、
今でもごく当たり前のこととして贈っている場合も
多いのではないでしょうか。

 

「おいおい!で、結局うちの会社はどうなんだよーーー!」

って思いますよね。

 

そんなときは、社内の頼れる先輩に確認してみましょう。
その答えが「NO」なら、もう迷うことはありませんね。

 

では「YES」なら?

…はい、このままこの文章を読み進めて行きましょう!

お中元を上司に贈るときに気を付けたいマナーは何?

まず最初に注意すべき点は

“お中元を贈るのであればお歳暮も。そして継続的に贈る”

ということです。

贈ると決めたら、その後自分が異動になったり、上司が退職したりしても、
贈り続けるのがマナーと言われています。

なので、贈る前によーく検討しましょう。

 

次に贈る上司の範囲ですが、新入社員がいきなり社長にお中元を贈るのはどうでしょう。
まずは一番身近でお世話になっている直属の上司に贈るのが
現実的ではないでしょうか。

そこのところに関しても、
先出の「社内の頼れる先輩」に
確認するのが一番です。

 

「よし、日頃お世話になっているお礼の気持ちを込めて、直属の上司にお中元を贈ろう!」
と決めたら、
まず必要なものは配送先となる上司の住所です。

個人情報保護の観点から、社員名簿などは存在しないことが多く、
住所を入手するのは難しくなっていますよね。

 

そんなときは、例の「頼れる先輩」に確認するのもひとつの手ですが、
直属の上司に直接確認してみるのも
いいと思います。

 

感謝の気持ちとしてお中元を贈らせていただきたいのですが、
ご住所をお教え願えませんか?

と率直に聞いてみましょう。

これは失礼にはあたりません。

 

むしろ「そんな必要はないから毎日の仕事で示してくれ」と言われるかもしれないし、
「ありがとう!じゃビールがいいな」と
リクエストしてくれるかもしれません。

この時点で贈るか否かの判断がつくし、何を贈ればいいのか迷わずに済みます

 

リクエストがなかった場合には、何を贈るか迷うところです。

基本的には日持ちするもの、
消えもの”といって、 すぐになくなるか消耗が始まるもの
がいいと思います。

 

具体的には
お酒やコーヒーなどの飲料、
スイーツやハムなどの食べものなんかがGOODです。

 

ここで気を付けたいのが上司の苦手なものは絶対に贈らない」ということ。

 

「あいつ、嫌がらせかよ!」なんてことにならないようにしましょうね。

 

贈る時期については、地域によって多少違うようです。
首都圏では7月初旬から715日頃まで、
関西では7月中旬から815日頃までが一般的とされていますが、
最近は本来のお中元時期より少し早い時期に贈る方も
増えているようです。

というのも、デパートや販売店が「お中元繁忙期」を緩和するために、
「早割り」のような感じで、本来の時期より
少し安い価格を提示するからなんですね。

 

こればかりは価値観の問題なので何とも言えませんが、
私の価値観で言えばせっかく頑張って贈るのに、
上司に「安い時期に贈ってきたか」と思われるのも…ね。

 

価格については、3,000円から5,000くらいが妥当です。
新入社員がいきなり高額のものを送っては、
上司もお返しに困ってしまいます。

 

まずは3,000円程度のものを贈って、
上司が高い役職に就いたり、自分が年齢を重ねていったりしたら、
5,000円から7,000円くらいのものに徐々にシフトしていけばいい
と思います。

あまりに高額すぎるものはNGです。

 

また、金券や商品カタログなどの
お金そのものではないけどお金の代わりとして使えるもの
贈りものとしてふさわしくないので贈らないようにしましょう。

 

贈るものが決まったら、お店の方に「のしは付けますか?」と聞かれます。
のしは付けた方がいいでしょう。

そして自分の名字を書いてもらいます。

 

これで手配完了~!です。

 

ちなみに、お中元をはじめとする贈りものを配送する場合、
品物が届く前に“品物が届くよ”ってことを“お知らせ”する「送り状」
送るのがより丁寧だとされています。

品物に同梱したり、親しい間柄では電話でお知らせしたり
いくつかのパターンがありますが、
ここでは上司にハガキでお知らせするパターンの例文を載せておきますね。


拝啓

盛夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

○○課長さまには日頃から大変お世話になり、
本当にありがたく思っております。

感謝の気持ちを込めて、本日、別便にて心ばかりの品をお送りいたしました。
ご笑納いただけましたら幸いです。

何かと至らぬ点ばかりでございますが、
今後ともご指導のほど、心よりお願い申し上げます。

夏も本番、暑さが日増しに厳しくなって参ります。
くれぐれもご自愛くださいませ。

敬具

 

構成としては

  1. 頭語
  2. 時候のあいさつ
  3. 日頃のお礼
  4. お中元を配送したことをお知らせする
  5. 先方の健康を気遣う言葉
  6. 結びの言葉

といった感じです。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

 

何かとコミュニケーションが難しくなっている昨今、
お中元を贈ることで、お互いに気持ちよく仕事ができたり、
贈る品物を考えるために上司を観察してみたり…
普段とは違うあなたを発見できるかもしれません。

 

上司に喜んでもらえたらいいですね!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。