七夕といえば、願い事を込めて書く短冊のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
7月7日が近くなると、街中で笹や短冊を見かけない方が珍しいくらいです。
笹につるしてある短冊は子供から大人まで、
老若男女問わず色んな人が書いたものを見ることができます。
私は短冊を見て、幼稚園児なのに字をかけてすごいな、
なんて思ったことをよく覚えています。
これから七夕の準備を始めようと思っている保育士さんの中には、
園児にどんな短冊を用意してあげたらいいか気になる方もいらっしゃると思いますので
願いを叶えるためのおまじないと合わせてご紹介します。
七夕にお願い事を書くなら短冊はどんなものを用意する?
短冊に願いを書く慣習はもともと中国の文化でした。
中国で短冊を飾る文化が日本に伝わり、
寺子屋(昔の読み書きや計算を教える所)で習字が上手になるようにと
短冊に願いを書いていたのが、
時代とともに、現在のように自由に願いを書く形に変化していったそうです。
肝心の短冊についてですが、実は短冊の色に意味があります。
主な色は、赤、白、黄、青(緑)、黒の5種類で、
それぞれ自然界に存在するものを示す意味があります。
- 赤:燃え盛る炎の色
- 白:光り輝く金属や鉱物の色
- 黄:土や山、石などの色
- 青(緑):樹木や葉っぱの色
- 黒:流れる水の色
調べてみると、短冊の色に意味があったことを知らない方の方が多いようです。
私も最近まで知りませんでした。
小さい時は好きな色を選んでいた記憶があります。
黒い短冊に願いを書くのは縁起が悪いとして、
黒の代わりに色の中で最も格が高いと言われている紫が使われています。
ちなみに短冊の色ごとの意味は、
- 赤:誠意
- 白:規則、義務
- 黄:誠実、信頼
- 青:思いやり、真心
- 紫:知識
このようになります。
願い事によって、色を使い分けるとより願い事が叶いやすそうですね。
なので園児に七夕の短冊を書いてもらうならこのことに考慮するといいでしょう。
ちなみに園児の中にも字が書ける園児、字が書けない園児がいるかと思いますが、
短冊の色自体は何を用意してもいいと思います。
マイナスの意味を持つ色もありませんので、こだわる必要はありません。
園児に短冊を書いてもらうときのポイントとしては、
短冊に好きな絵などを書くようにして、
他の人と違う自分だけのオリジナル短冊をつくるように勧めることです。
これだと字が書ける子も書けない子もできますし、
この世に一つしかない自分の短冊ですから、特別感が増すでしょう。
七夕の願い事が叶うおまじないって?
七夕で短冊に願い事を書くのは一般的ですが、
お願いごとを叶えるためのおまじないはあるのでしょうか?
実は願い事を叶えやすくするおまじないがあるんです!
誰でもできる簡単な方法をご紹介します。
自分の願い事に合う短冊の色を使う
先ほど書いたように色には意味があります。
好きな色を選んでいいと先程書きましたが、
「絶対叶える!」と目を輝かせている子には願い事に合う短冊の色を選んでもらいましょう。
願い事を断言する
「おもちゃが欲しい」や「大きくなったら○○になりたい」という書き方は
効果が薄れてしまいます。
「あのおもちゃを買う」「大きくなったら○○になる」という風に断言することで、
願い事が叶いやすくなります。
願い事にはマイナスなことは書かない
「足が遅いから速くなる」などのようにマイナスな言葉は使わないこともポイントです。
これは「足が遅い + その否定」なので、
否定を取っ払った「足が遅い」を願いごとだと認識してしまう恐れがあるためです。
短冊に書いた願い事をイメージする
短冊に書いた願い事が叶った時の事を頭の中でイメージさせます。
実はこのイメージする事こそが一番有効で効果的なおまじないです。
あいまいなイメージではなく、
願い事が叶ってどのような状態になっているのかしっかりイメージしてもらいます。
頭でイメージすることはとても大切で、
イメージすることにより願い事に対しての動きがおのずとできてきます。
まとめ
ご紹介したおまじないは、とても簡単で一見効果がなさそうですが、
願い事が叶ったという人の多くはこれらの事を実際に行っています。
園児たちのお願いがしっかり叶うように、
おまじないを意識して短冊に書いてもらってくださいね。