結婚式のお礼状は喪中のときどうする？出す時期は？写真入りでもいい？

結婚式に参列してくださった方へ、
後日改めて感謝の気持ちを込めたお礼状を送る方も少なくありません。

ですが、直近に近しい身内を亡くして喪中であったり、
またお礼状を送ろうと思っている相手が喪中である場合は、

はたして送っていいものか、

頭を悩ませる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は喪中の場合、お礼状を送っても大丈夫か、
送る時期や送るときのお勧めについてお話したいと思います。

結婚式のお礼状は喪中のときどうする？

喪中とは、大切な人を亡くした悲しみから
晴れがましいことなどをする気になれない状態のことです。

そのため年末が近づいてくると
日頃年賀状のやり取りをしている相手に対して、

「新年をお祝いする気持ちになれませんので、
　いつもお送りしている年賀状は送れません」

という喪中ハガキ、正式には喪中欠礼ハガキを送ります。

この喪中欠礼ハガキは「年賀状は送れません」というお知らせの他に、
「来年もどうぞよろしく」とご挨拶するためにも出します。

受け取る側はそれを見て「では、こちらも出さないようにしよう」
と心づもりしますので、あまり遅くならないように、
送る時期は大体11月末から12月初めとなります。

そんな喪中欠礼ハガキは「家族が亡くなったことを知らせるもの」
とも思われがちですが、別物です。
亡くなったことを知らせるためのものは死亡報告ハガキになります。

こういったお知らせは、
他の祝い事などのお知らせと一緒にするのは良くありません。

ですので、喪中ハガキでお礼状を兼ねよう、というのはNGです。

また、喪中であっても結婚式でのお礼はお礼として、
きちんと対応した方がいいので、内祝いやお礼状は出しましょう。

とはいえ、結婚披露宴当日のお見送り時に
既に感謝の気持ちを伝えていた相手で、
品物のお返しを送る必要のない相手の場合は、
お礼状なしとしても大丈夫です。

ただし、地域や親族のルールで絶対送るものとしているなら
そのルールを優先させましょう。

お礼状の送付はなるべく早いに越したことはないです。
遅くなればなるほど「なんで今になって？」と思われてしまいます。

また、結婚式後にすぐ新婚旅行の予定がある場合、
バタバタしてしまってお礼状のことをすっかり忘れていた、
なんてこともよくあるケースです。

基本的にお礼の気持ちは早めに表すことが大事ですので、
お礼状の送付は挙式後数週間以内、
遅くとも一ヵ月以内には行うようにしましょう。

過度に焦ることはありませんが、後回しにはしないように、
早め早めを意識しましょう。

また、結婚報告ハガキと混同して、
「年賀状を兼ねてお礼状を送るからまだ手を付けなくてもいいや」
なんて考えないように気を付けてください。

お礼状は結婚報告ハガキとは別物です。
当日の様子やお祝いしていただいた方々を思い出しながら、
感謝の気持ちを込めて文面を考えましょう。

お礼状を送るときに、受け取る相手が写っている写真を同封するのはお勧めです。

多くのゲストが自分で写真を撮っていますが、
大抵撮り手となって本人が写ってないことが多いです。

プロのカメラマンを依頼していた場合は、
「プロの写真も記念に欲しい！」という方は多いので
テーブルフォトや集合写真などを送ってあげると良いでしょう。

実際、撮られたのにもらえなかった、となると残念に思う方も多いです。

ちなみに、写真といっても、
写真データだけを送ったのでは相手が自分で印刷しなければなりません。

印刷の手間と費用もかかりますので、
できることならこちらで印刷したものをお渡ししましょう。

印刷する写真はL判（台紙なし）で大丈夫です。
L判対応のアルバムは多いので扱いやすいと喜ばれています。

またL判（台紙なし）だと定形郵便となる点も良いですね。

ちなみに、集合写真とテーブルフォトは2Lくらいの大きな用紙にした方が
いいのではないか、なんて疑問もあるでしょうが、
基本的にはL判で大丈夫です。

ただ、写っている方の顔が
ものすごく小さくなってしまって判別が難しいようであれば、
大きくした方がいいかもしれません。

基本的に喪中ハガキは喪中欠礼ハガキであり、
あくまでも翌年の年賀状を辞退するものです。

亡くなったことを伝えるものではないので覚えておきましょう。

また、そういったお知らせとお礼状は兼ねるものではなく、
両方送る必要があるなら、それぞれ時期をずらして別々に送る必要があります。

式が終わってしばらくは慌ただしいでしょうが
あまり間をおくとついつい後回しにして忘れてしまいがちです。
挙式後一ヵ月までにはお礼状を送るようにしましょう。

ただし、写真を同封する場合は別です。
写真を依頼していると届くまでに2ヵ月程かかることがあるので、
その場合には写真が届いたら速やかに送ってください。

大事なのは感謝の気持ちを伝えることです。
自分の言葉で礼を尽くすようにしましょう。