昨日24日文化庁が2020年の国語の世論調査の結果を発表しました。
それによれば、『破天荒』『がぜん』の意味を正しく分かっているのは二割もいなかったとか。
多くの人は破天荒を、
- とんでもない
- 非常識
- なんかぶっ飛んでる
- 型破り
というイメージで使っていると回答しており、
中には「常識破り」の印象から特定の人が浮かぶという人も…。
確かに普段耳にする時は「常識に収まらない」「非常識」という意味合いで
使われていることが多いと感じます。
ですが、六割以上が間違っているというのは驚きですね…。
では破天荒は本来どういう意味で使うのかというと、
- 今までだれもしなかったような事をすること。
- 前代未聞。
と定義されています。
実際にこの意味合いで使っている人は少なく、
間違った使い方が広く浸透していることが改めて分かりました。
また、『がぜん』に関しても同様で、多くの人が
- とても
- 断然!
と捉えていましたが、実際には、
- 物事がにわかに起こるさま。
- 急に一変した状態になるさま。
と定義されており、
急に、突然、という意味合いで使います。
言われてみれば、断然に変わる語句として
言われているのはよく聞くなあと感じました。
何気なく使っている言葉なのに
結構間違っているものだなあとビックリです。
この他にも、
「めっちゃ」「そっこう」「じみに」などの新しい言葉も取り上げられ、
こちらはいずれも6割を超える定着率で、
人々に広く使われていることがわかりました。
関西ではもともと使っていた用語もあり、
新語句への違和感は用語によりけりですが、
語感がいいものほど浸透率は高い結果に。
ただ「おにかわいい」などで使う鬼については、
2割ほどであまり浸透しておらず、
年配の人には特に強い違和感があるようで、
年齢による差も顕著とのこと。
実際、日常生活で鬼を使うのは
学生くらいの若い子なイメージが強いですね(>_<)
今回これ以外にも多くの新しいワードが普段の生活で使われていることが分かりましたが、
過去を見てもこれは珍しいのだそうです。
確かに数年前まで使われていなかった言葉を
目にする機会は多くなったなと感じます。
あまり意識して使っていない言葉ですが、
こうして改めて見ると色々変化していることに驚かされますね。